3618e8a1.dat日曜日に図書館へふらりと出かけて借りてきました。
先日読んだ本がひどかったので、
今回は「ホット・ゾーン」でノンフィクションながら
緻密な構成で緩みのない内容を描ききった、
リチャード・プレストン著作のものを借りてきた。
ざっと4〜5時間で読了。
この本にまつわる尾ひれ話で、発刊された当時の
米国大統領クリントンが、この話の現実性を調査させた
という話がまことしやかにささやかれております。
そのぐらい、現実的な恐怖を想像させる内容です。

この先は、荒筋を交えますので、ネタばれありです。
話のテーマは、ホット・ゾーン同じくウィルスです。
そのウィルスが今回は生物兵器として使用されたら!?
という話になっています。
下巻の途中で、細菌兵器に関する記述が長すぎて
だれる所がありますが、ここがもっと短ければ
申し分無かったでしょう。
更に言うなれば、ラストの地下道での犯人との死闘は
苦しい表現だなと感じます。

NYでひそかに生物兵器がテストされる事で、
不可解な死亡事故が相次ぎます。
女性の衛生医が遺体解剖を担当する事から、
この事件に関わっていきます。
事件は無事に解決する訳ですが、
本当の怖さはここからなんです。
そのウィルスは死滅する事無く、
生き長らえる訳です。
炭素菌は死滅したと言われますが、本当はどこかで
息を潜めているだけのように感じさせるラストです。