6/19 先週末に2007 ル・マン24の決勝が行われて、アウディが4年連続で優勝した。え!?アウディ?ベンツ・BMW・ポルシェはどうした?しばらくル・マンに興味がなかったのでその辺の事情が容易にわからないが、トヨタもホンダもいない。マツダはロータリーがレギュレーション変更で出場できなくなったとは聞いていたが。有名所がこぞっていないという、往年のル・マンからは考えられないエントリー内容だ。
さらに、驚くべき事にアウディは「ディーゼルエンジン」で2年連続の優勝との事。
さらに、え!ディーゼルエンジン!?でル・マン??
日本にいると欧州の事情がわからないが、2000年に入ってから欧州ではディーゼルエンジンの技術革新が大幅に進み、「うるさい・遅い・汚い」というイメージが完全に払拭されて、「そこそこ静か・クリーンで燃費が良く、CO2の排出が少ない環境にやさしいエンジン」というように実態と共に認識が変わってしまったそうです。
石原都知事がトラックの排気はこんなに汚い。と記者団の前で、トラックから採集したススを入れたペットボトルを振って見せた光景から、日本人の多くは、ディーゼルエンジンは黒煙をもうもうと吐く、くさくて汚い排気ガスを出す、環境に悪い、加速が悪い、振動が大きく音もうるさいなどといったイメージを持っているはず。
でも、世の中変化していたんだね。と言っても、環境意識の高い欧州のみで、アメリカ、日本、アジア圏は全く意識が低い。
欧州ではガソリンエンジンのクルマは、ディーゼルを買えない人が買うそうで、BMWの7シリーズは販売台数の70%、メルセデス・ベンツのSクラスは65%がディーゼルエンジンを搭載する。ガソリンエンジンの大半は、アメリカ、日本、中国で売られているらしい。
ディーゼルエンジンの性能は、1990年比で馬力は2倍になり、燃料消費は40%減り、同一トルクでガソリンエンジンに比べ35%CO2が少なく、燃費は30%上回るそうです。
環境的には、ディーゼル乗用車の割合が4%から10%に増加すると、CO2は200万トン削減されるそうです。また、軽油は原油からの精製過程がガソリンより簡単で、製造段階でのCO2削減効果も大きいとされます。
良い事尽くめのようなディーゼルエンジンですが、問題点は「エンジンの製造コストがガソリンエンジンの2倍」と言う事。車両価格で5割増となるが環境ダメージを考えるとディーゼルと言う選択も出てきた。
最大の問題は、国内でこれら欧州で販売されている車を購入する事が困難であると言う事だろう。
我が家の次期代替車は何かな??
※上記情報の出典:日経BP社 著者:清水和夫氏(モータージャーナリスト&レーシングドライバー)
さらに、驚くべき事にアウディは「ディーゼルエンジン」で2年連続の優勝との事。
さらに、え!ディーゼルエンジン!?でル・マン??
日本にいると欧州の事情がわからないが、2000年に入ってから欧州ではディーゼルエンジンの技術革新が大幅に進み、「うるさい・遅い・汚い」というイメージが完全に払拭されて、「そこそこ静か・クリーンで燃費が良く、CO2の排出が少ない環境にやさしいエンジン」というように実態と共に認識が変わってしまったそうです。
石原都知事がトラックの排気はこんなに汚い。と記者団の前で、トラックから採集したススを入れたペットボトルを振って見せた光景から、日本人の多くは、ディーゼルエンジンは黒煙をもうもうと吐く、くさくて汚い排気ガスを出す、環境に悪い、加速が悪い、振動が大きく音もうるさいなどといったイメージを持っているはず。
でも、世の中変化していたんだね。と言っても、環境意識の高い欧州のみで、アメリカ、日本、アジア圏は全く意識が低い。
欧州ではガソリンエンジンのクルマは、ディーゼルを買えない人が買うそうで、BMWの7シリーズは販売台数の70%、メルセデス・ベンツのSクラスは65%がディーゼルエンジンを搭載する。ガソリンエンジンの大半は、アメリカ、日本、中国で売られているらしい。
ディーゼルエンジンの性能は、1990年比で馬力は2倍になり、燃料消費は40%減り、同一トルクでガソリンエンジンに比べ35%CO2が少なく、燃費は30%上回るそうです。
環境的には、ディーゼル乗用車の割合が4%から10%に増加すると、CO2は200万トン削減されるそうです。また、軽油は原油からの精製過程がガソリンより簡単で、製造段階でのCO2削減効果も大きいとされます。
良い事尽くめのようなディーゼルエンジンですが、問題点は「エンジンの製造コストがガソリンエンジンの2倍」と言う事。車両価格で5割増となるが環境ダメージを考えるとディーゼルと言う選択も出てきた。
最大の問題は、国内でこれら欧州で販売されている車を購入する事が困難であると言う事だろう。
我が家の次期代替車は何かな??
※上記情報の出典:日経BP社 著者:清水和夫氏(モータージャーナリスト&レーシングドライバー)
コメント
コメント一覧 (7)
5.5L V12ディーゼルターボで 650馬力 1100Nm(約105kg-m)のトルクを発生(なんつっても余りのトルクにエンジンテスト時にF1レベルに耐えられるダイナモをぶっ壊したの有名)
ライバルのプジョー5ディーゼルは700馬力 トルクは1200Nm以上を発生する
実際は00年からアウディの八年連続といえます
まあトヨタが参戦し続けてもTS-020が勝のは厳しかったでしょ
R8はTS-020匹敵するラップを出せてたし
GTPであるTS-020はLMPタイヤサイズがよりワンサイズ小さくなるのでピット回数が増える
決定的なのがアウディの整備性
ワークス不在とはいえアウディのマシンは半端じゃない
いまルマンにくる可能性あるのはホンダかな
ALMSにアキュラARX-01つうクラージュベースのプロトタイプとエンジンを供給してて
ルマンチャンプのアウディR10と接戦を演じたこともある
01か02年くらいに寺田さんがWRマツダ(ロータリー)をルマンではしらせてる
まあいまワークスはF1いってますからね
プロト全盛のルマン
国内はS-GTが隆盛、プロトは全く人気がない
しかしFIA-GT準拠のマシンだとルマン総合優勝が出来ないのででるメリットはない
という状態
昨今のル・マンはそうなっているんですね。
寺田さんがロータリー最後の年といって走っている時は、国内でも注目がありTVで見る事が出来たと記憶していますが、それ以降はさっぱり、、、
ガソリン燃料がディーゼル燃料になり進化しているんですね。
ル・マン不要説が聞かれますが、この様に自動車の技術革新が後押しされる機会として、ぜひ今後も開催されて欲しいものです。
しかし、数年後にはハイブリッドや燃料電池車が上位を占めるような状況が出てくるのかもしれませんね。そういう意味では日本企業の参戦を早期に復活させて欲しいですね。
アキュラのLMPには期待してるんですがLMP2クラスなんでキツいかな(LMP1より車体を軽く作れるのでコーナーは有利だが)
インディのプライベーターをALMSに引き込むためにクラージュをベースにした安価で買えて競争力のあるマシンがコンセプトだが
大規模ワークスと張り合うにはちょっとキツい
日産やトヨタは、優勝狙いで参戦はしてもプライベーターには供給しないんでそこは評価できます
アキュラもワークスチームもいますがプライベーター向けだし
ルマンに持ち込むチームがいるかもしれないな
ALMSで成績をのこせばルマン予選免除になるからね