2/4 天気/晴れ 気温/おお〜寒い

新しく入手した黒ミクロン。
綺麗になって戻ってきた事は、以前に報告しました。
その後、実際に覗いてみると、右の接眼レンズの視度調整リングの具合が悪い。
動きが悪いのではなく、
遠くにピントを合わせた時に、視度調整を行うと、+メモリ一杯に振りきって、
調整の限界を迎えてしまう。

旧ミクロンの方で調整すると、わずかに+1.0程度。
黒ミクロンは+2を超えている。
これは0調整がちゃんと出来ていないのでは?と思って、
ニコンビジョンセンターに問い合わせをしてみた。

見てみないと解らないので、着払いで送って下さいとの事。
それでは確認をお願いしようと思い、
旧ミクロンとの視度調整の差を固定して送りました。
当然、送料は自分持ちですよ。

2〜3日してから連絡がありました。
・黒ミクロンの右接眼レンズの視度調整がずれているので再調整します。
・旧ミクロンの方は経年による埃の侵入と可動部のオイル切れをしてる。
との報告。
旧ミクロンの方は触らないつもりでしたが、この際にOVHした方が良いと判断。
作業費を聞くと8,500円との事。う〜〜ん、、と悩んでいると。
黒ミクロンの作業手落ちもあったので、○○%引きでやりましょうと言う助け舟が!
わぉ!それではと、、、合わせて作業をお願いすることにしました。

という経緯の元、今日返却されてきました。

黒ミクロン:視度調整がばっちり範囲内で収まります。
アイレリーフが10.1mmと言うこともあって見やすく、視野が見切れているの事も手伝って、すっきりとした明るい像を見せてくれます。
20km先の三郡山山頂のレーダードームに焦点を合わせた所、視度調整は+1.0でした。

旧ミクロン:もとより不具合はありませんでしたが、各部にオイルが足されて、
しっとりした手応えのある動きになっています。くるくると回っていた視度調整リングはオイルの抵抗でゆっくりと回るようになり、すぐにズレる事が無くなりました。
内部の清掃も終えているので、心なし綺麗な像を得ているように感じます。
黒ミクロンと違い、アイレリーフが0.9mmと短いので周辺の見切りがなく、視界に切れを混じにくい見え方です。
コートの影響か、若干コントラストも立体感も甘い感じがします。
やはり、現代技術を盛り込んだ復刻版黒ミクロンの方が見え方は数段上を行きます。
コレクション目的ならこの光学銘ミクロンもありですが、実用を考えるならば、是非復刻版の方を迷わずに購入して下さい。

6×15 CFの方の見え方にも非常に興味がわきます。
いずれ入手しようっと(^o^)ノ