10/14 天気/曇りのち雨 気温/涼しさを感じず丁度良い

ios5

iphone4sの発表に合わせて、ios5のリリースが始まった。
これまでの、ios4.3.5の上位OSとなる。
改良点は200箇所に及ぶとある。
日本時間10/13午前零時からDL開始となり、
多くの人がアップデート作業にトライしていた。
その様子は2ch等のBBSでレポートがなされていたが、
DL要求が一気に来たせいか、DL不具合がかなり報告されていた。
これを見て、1日置いて様子を見ることにし、
14日の23時頃から作業を始めてみた。

DL&UpDate手順
さまざまサイトで解説してあるので、
詳細は割愛。
1.itunes verを10.5に更新。
2.PCの再起動後、itunes ver を確認。
3.ipod touchのバックアップを行う。
4.ipod touchを接続して、更新情報をクリック。
5.最新OSがあります。とアナウンスがあるのでそのままDLに進む。
  *DLには約70分を必要とした。
  お風呂に入ったりして時間を潰す。
6.DL完了。
  自動的にipod touchのバックアップ作業が始まる。
  事前にバックアップしてあるのでスキップさせても良いが、
  スキップボタンが見当たらないので、そのまま作業続行。
7.ipod touchへのインストールが始まる。
  *インストには約20分程度必要。
8.自動的にipodを何度か再起動させる動きを見せるが、
  基本的にDL開始のボタンを押した後は、一切作業は不要。
9.無事にインストールが完了し、工場出荷時の初期状態になる。
  自動的にバックアップデータをipod touchに再設定を始める。
10.終了アナウンス。
  これで終了。
昨日のようなトラブルは一切無く、順調に作業を終えた。

早速ipod touchをitunesから取り外して起動させる。
最初に、ios5の初期設定が出てくる。
新しくサービスが始まった、iCloudに関してだ。
apple idを改めて入力して、iCloud上に約5GBの領域を確保することが出来る。
これを全世界のios5ユーザーに開放すると言うのだから、太っ腹だ。
iCloudの仕組みは検索で調べればすぐ分かるが、
ネット上に自分専用のキャビネットが出来て、
自分が使っているios5端末は全て共通してこの中のデータを使うことが出来る。
バックアップもここに行うことが出来る。
つまり、母艦となるPCが不要になるのだ。が、しかし、
日本では著作権の問題で、音楽データは格納できない。
ipodユーザーとしては一番使用率の高いデータ保存が出来ない。
なんとも中途半端。
結局は音楽管理するために母艦PCは必要となる。
まぁ外出先で保存データの復活にPCが要らないとかぐらいかも。

さて、ios5の使用感としては、
それほど4.3.5と比べて軽快になったという実感は無い。
非常に細かな所で改良がなされていて、
ユーザビリティが上がったとは感じる。

1例だが、写真アルバムのフォルダ管理が出来るようになった。
これまで出来ない方がおかしかった。
*itunesを介して管理することは出来たが、本体では出来なかった。
とか、
新機能としては、ios5同士でSMSがチャットのように使用できるとか。
自分のipod iphoneの場所を追跡できるとか。

今回のios5での大きな目玉=Siri 音声入力によるアシスタント機能。
現在は日本語に対応していないし、
なんといっても、iphone4sにのみ対応している
siri
Siriに向かって口語で、「明日10時から会議を予定。」と話しかけると、スケジュールに記録しました。と返答し実際に入力される。
「この付近でレストランは無いかな?」と話すと、リストを検索してくると言う夢のようなセクレタリー機能になっている。ただし英語他3カ国語だったかな。
日本語は来年対応予定らしい。
問題は、このSiriはiphoneのみ対応との事。
ユーザーグループがipad ipodで使えるように解析しているらしいけど、
どうでしょうかね?
一度使ってみたいですね。

このパーソナルセクレタリー概念は、以前のNewtonOSに通ずる所がある。
どういうことかというと、現在のデータ管理とは、
アプリケーションに関連付けて管理されている。
よって、アプリをまたいだデータの共有が出来ない。
Newtonでは全ての情報をSoceとして一体管理していた。
例えば、10/1にABC社と11時から2時間会議とスケジュールに入力すると、
Newtonはアドレスから、ABC社で登録のある人間をピックアップしてきて、
田中さんとの会議ですか?と聞いてくる。
また、その日は山田さんと昼食の予定があります。と答える。
まさに個人秘書的な動きをイメージしていた。
しかし、この方式だと他のOSとのデーター共有が出来ずに、
汎用性に欠けるなど問題もあり、開発は中止になった。
推進したのはスカリー、中止したのは、復帰したジョブス氏だ。
でも、Siriを買収してiosに乗せてくる辺り、
Newtonファンには感じるところがありますね。
この機能が充実してくると、SFで描かれるような、
会話するコンピューターの登場も遠くないだろう。
それがPC化すると、ほんとうに素晴らしい。

コンピューターは計算機から、
現在のネットワークの主役に、
さらにその先では、パートナーとしての未来図を感じさせる。