06/03 天気/晴れ 気温/暑くなってきた
幸せは白いTシャツの中で、北原仁美が父親から譲ってもらい、
旅先の一コマを撮影するときに取り出す、 MINOX35 GT をようやく入手した。

MINOX35 ELを手に入れたことで、やっぱりGTが欲しくなり、ずっとウォッチしていたら、貴重な純正ストロボ付きが安く出品された。
入札件数17件と競った割には、予想外に安く落札出来てラッキー!
さらに、このGTは全機能完動状態。
シャッター・増感スイッチ・セルフタイマーが問題なく機能する。

ストロボの同調発光も確認。
完動状態のMINOX35に改めて触ると、やはりこのカメラすごく良くできてる。
無駄がない。シンプルな操作性はOLYMPUS XAと比べても甲乙つけがたい。
レンズオープン方法は、XAの横スライド方式とMINOX35の手前に引き開ける方式では、MINOX35方式が操作しやすいが、レンズオープン後にかさばるという点ではXAの方がコンパクト性を失わない。一長一短ですな。

ELとGTでの違い。ピンとリングの距離単位が、FeetからMeterに変わっています。使い慣れているMeter表示の方が感覚が掴みやすいので助かります。
さて、電池室を開けると、なんと PX-27 水銀電池が出てきた。
製造・販売終了しているので現物を見る機会は無いと思っていた。
LR44x3+SR43の代替電池と比較してみると、ほぼサイズ的には適合しています。

電池室の蓋の構造が少し変わっていた。電池抑えは、ELはスプリング、GTは金属板、スプリングの方が入れやすい。なぜ改悪したのだろう?コストダウンかな?

問題なく撮影できそうな事がわかったので、フィルムを買ってきました。
ASA100
ASA(ISO)100 24枚撮り ¥510 だった。以前より高くなっている気がする。(って何年前の事だ?)
Ektar100
いきなり高いエクタ100(ネガ)を買いそうになる。
調子を見るだけの為に、フィルム・現像共に高価なコダックはありえないよな。
でも調子が良ければリバーサルの撮影を試みるつもりではある。

フィルム装填の手際がよろしくない。
久しぶりだし、MINOX35への装填は初めて。
妙にフィルム受けの巻き上げが固くて、壊しそうになった。
どうも原因はフィルムがスムーズにパトローネから出てこなかったようだ。

さて、MINOX35 GTの特徴は、
レンズ:カラーミノター35mm/F2.8 3群4枚 沈胴式
撮影距離:目測式 0.9m〜∞
シャッター:電子制御プログラム 絞り優先AE 1/30〜1/500秒
ここまでは、ELと一緒。異なるのは以下の2機能。

露出補正:増感スイッチ(x2)で+1EVとなる
セルフタイマー:10秒(LED点滅表示)

この2つの機能が果たす役割は非常に大きい。
まず、増感スイッチだが、MINOX35は絞り優先AEなので、露出の調整が困難。
絞りに応じてシャッター速度が1/500~1/30秒の間であれば適正露出で撮影される。
露出をオーバー気味、アンダー気味と調整できない。
(フィルム感度設定をいじることで出来ないこともないが・・・)
つまり、逆光撮影だと黒く潰れてしまうわけだが、この増感スイッチで若干カバーできるようになった。
セルフタイマーはいろいろと便利です。

さて、フィルムでの撮影へ。
前回はジャンク状態のGTに対して¥3,800で応札され見送りました。
今回は、完動品・ストロボ付きで上記金額より安く落札出来た。
随分と波があるな、、、、。

さて、MINOX35 ELは初号機として価値はあるのだが、シャッターが不安定。
シャッター幕の油汚れか、開閉を行うソレノイドの油切れと思われる。
シャッター幕の清掃は、レンズのピントリングをばらして行う。
ソレノイドへの注油はフイルム面のカバーを取り外して行う。
この2工程を行えば復活するはず。である、、、、
そのうちやってみよう。

この週末に、フィルムを入れたGTで近所を撮影してみた。
現像が楽しみだ。
はたして??