2017年11月06日

1106:深夜食堂

11/06 天気/晴れ 気温/少し肌寒い
Amazonのプライム会員の特典として、プライムビデオの無料版を見ることが出来る。
無料版には洋画・邦画・ドラマ(日本・海外)が結構なラインナップで上がっていて、
レンタルビデオ屋さんから足が遠のく程。
その中で、深夜食堂のドラマシーズン1〜3までが見ることが出来るので、
寝る前にシーズン1の第1話から順に見ていった。
深夜食堂
原作漫画はすでに読んでいたので、あの話がこうなるのか、、、
漫画では描ききれないコマとコマの間を丁寧に描いている。
かなり脚本が良い。
新宿の片隅にある、めしや という小さな店。
店のメニューは豚汁定食とビールと酒だけ。
それ以外は、言ってくれれば出来るものは何でも作るよ。っていう方針。
第1話は、赤いウィンナー(タコ)
新宿の893二人が店にやってきて、若いのが無理難題を言う。
何でも作れるらしいじゃねぇか、カタツムリを出して、だったらよ〜エスカルゴ。
無理だね。
んじゃよ、ツバメの巣は?
無理だね。
ぁんだょ〜何にもできねぇじゃねぇかよぉ〜と凄む。
すると、もう一人の上役らしい893が、赤いウィンナーあるかい?
あるよ、タコにしてやろうか?
ああ。
・・・・
へぃお待ち。とタコウィンナーが出て来る。
それを黙々と食べて、釣りは要らねぇよ。と1万円を置いて出ていく。
若いのが、え、ええ〜?と後を追って店を出て行く。
始まりはばっちりだね〜
ちゃんと原作の枠を越えない程度の脚色で抑えている所に好感が持てる。
で、このドラマのOP曲が良い。

鈴木常吉 / 思ひで
つぶやくような歌い方が渋い。
ドラマのオープニングはすべてこの曲なのに、エンディングロールでは何故か
挿入歌として紹介されている。何か意図があるのかな?
シーズン1のエンディング曲はこちら

MAGIC PARTY / Believe in Paradise
2009年の曲でインディーズで活動していた彼等の曲が採用され一躍有名になったらしいです。
サビの部分が乗りが良くてなんかいい。

ドラマが好評で映画も作成された。
現在は2作目となる、続・深夜食堂も公開されている。
1作目のとろろご飯の話がなかなか良い。
みちる(多部未華子)がネットカフェで難民生活をしていて、
ある日、めしや で無銭飲食をして逃げる。
後日お詫びに訪れて働いて返すという申し出を、
マスターは期間限定で住み込みで働いてみるか?と持ちかける。
行き場を失い自暴自棄になっていたみちるにおとずれたささやかな安堵の場所。
めしやの2階に敷いた布団の上に久々に大の字になって寝転がる時に掛かる曲がいい。
深夜食堂映画


福原希巳江 / 想い想われ
なんともこの時のみちるの清々しい安堵の気持ちを代弁するかのよう。
福原希巳江さんはドラマの中でちょくちょく道端に座ってギターを引く姿で出演している。

深夜食堂、いいですね〜
最近こう言う店を探してうろうろしています。  

Posted by imd at 23:42Comments(0)

2017年08月01日

0801:君の名は 新海誠版

昨年話題だったアニメーション「君の名は」のDVDレンタルが始まったので借りて見た。
君の名は
感想:つまらん
・共感できる所が無く疑問ばかりが残る残念な内容だった。
・街の風景は綺麗だった。
・コミック、ライトノベルで売れ筋のテーマ、男女の入れ替わりとタイムスリップを、都市と地方と言う景色の切り替えを加え日常生活の描写に幅を持たせた作戦勝ちかな?

男女の入れ替わり、タイムスリップ、パラドックス、突っ込みどころ満載だった。
ともかく全ての設定がゆるいので途中で理解を放棄してしまった。
普通、身体というか意識が入れ替わったら、何を置いても自分を探しに行くでしょ。
そんな行動を取らずにいきなりお互いの生活を初めてしまう不自然さ。
家族、友人含めた回りの反応も意味不明。
二人が入れ替わっている間の行動を共有する為にお互いのスマートフォンに日記を記すのだが、何故お互いの時間が3年もズレていることに全く気づかないのか?日記を書いていて気づかない訳がない。
演出上の不満としては、ラストシーンに向かう辺りから雑すぎる。
・何故、三葉が父親を説得して避難指示を出すシーンを描かなかったのか?
 過去の新聞記事で避難したことで死者が出なかった事を知るのだが、あまりにも唐突すぎる。
 父親が三葉のどの言葉を信じて避難指示を出したのか重要な所なのにばっさりカットされている。
・ラストシーンの階段で相手に気づかずに一旦すれ違う謎。
 電車のすれ違いでお互いの顔を見て気づき、急いで電車を下りて相手を探して走るのに、
 お互いが階段ですれ違う時になぜ気づかないのか?
・最大の謎:会って直接話したことも無いのに、お互いが惹かれた所が全く不明。

全体を通して感じることは、この歳になると高校生の恋愛物をアニメで見ても根性移入は出来ないって事だ。どこか冷めた目でずっと見ていたので、全く感動する所が無かった。
十月はうるっと来たらしいが、、、

この映画が高評価される理由がわからん。
中国でも大ヒットとの事だが、中国人がこれをみてわかるのかな〜
  
Posted by imd at 23:00Comments(0)

2017年06月07日

0607:彼らの流儀-In their own way|沢木耕太郎

06/07 天気/晴れかな? 気温/梅雨入り前の少し肌寒い感じ

彼らの流儀 沢木耕太郎

彼の深夜特急は貪るようの読んだ。
一人日本を出て香港・マカオの裏町を徘徊する。
わずか数百円の安宿の大部屋に泊まって知らない街を歩き、初めて会った人と会話をして食事をし、翌日にはそれぞれの目的に旅立って行く。
皆若く貧乏だが何かを探して旅している感じに惹かれた。
自由と引き換えに得たもの、失ったもの。
そのコントラストにリアリティを感じた。
バックパッカーのバイブルと言われたこの本の5年後、1991年の作品。

旅物からの脱却を図っていたのだろうか?
ノンフィクションでもなくルポでもなく小説でもなく。
しかし、事実としての生き様が33篇柔らかな視線で書かれている。
新しい文体で望んだ作品と本人もあとがきに書いている。

人の人生って、切り取り様によっては皆この様に輝いたり、考えさせられる所があるのかもしれない。
取材によって書かれた事実だから小説のような綺麗な終わり方にはならないことも多い。
しかし、積み重ねられた時の重みを感じる。

この本は何度も読み返すことになりそうだ。
  
Posted by imd at 00:19Comments(1)

2016年03月12日

0312:海賊と呼ばれた男 上・下 百田尚樹

03/12 天気:曇り 気温:寒い(花冷えだな)


出光興産 創業者 出光佐三氏の生き様を題材に描かれた小説。
出光佐三氏の自伝を読んでいないので、この内容がどこまで事実に基づいているのかは不明だが、この中で語られる出来事はほぼ事実とのこと。
出光佐三氏は、今度からガソリンは出光で入れようかなと思わせる程の人物だった。
終戦で焼け野原となった日本を建てなおす為に石油の販売を通じて消費者、いや日本国民の為にという気概で商売に取り組む。この姿勢にブレることなく国の配給統制など、国民の益にならない事にはとことん反対の姿勢を貫く。一貫して姿勢を崩さない為の胆力とその難しさがわかる。
出光佐三氏は、福岡県宗像郡赤間村の出身。ずっと宗像大社を信仰され、出光興産には宗像神社が祀られているとの事。僕の奥さんの実家がある所なので親近感がある。

佐三氏の生き様を知るために読んでみることをおすすめします。
ただし、百田氏の文章は相変わらず軽い。出来事を淡々と書き綴るだけで、表現に深みがない。
永遠の0と同じように、ラノベ感覚。
あ、作中に永遠の0の宮部氏が出てくるシーンがあります。
百田氏の遊びだなと、一瞬ニヤリとするのだが、佐三氏の人生の中に、勝手に自分の作品の一部を入れて良いものかと考えてしまった。

読み終えたばかりなので、詳しい感想は後日追記する予定。  
Posted by imd at 23:38Comments(0)

2015年05月06日

0506:風立ちぬ DVD 感想

05/06 天気/晴れ 気温/少し肌寒い
宮崎駿監督 風立ちぬ
風立ちぬ
遅ればせながらようやくレンタルDVDで鑑賞したので感想を記しておく。

永遠の0のヒットが記憶に新しい為、零戦ネタに絡めて良い悪いと言う批評を幾つも見たが、僕の感じる所、この映画は宮崎駿がこよなく愛する、1930年代後半の近代航空機開発黎明期の物語と、日本人らしい純愛を合わせて描いた映画なので、この題材を含めてその描写が好きか嫌いかで論じるべきだと思う。堀越二郎を扱った話なのに、零戦のシーンが少ない等と評する人もいるが、それは全くのお門違いであろう。
宮崎駿が描きたかったのは、航空機設計が体系化され、構造素材も木造からジュラルミン機体に変わって行くなか、様々な設計の工夫に取りくんだ一人の青年航空技士の一途な努力と、それを彩る愛情物語だったはず。
堀越二郎氏が零戦の開発に成功し、終戦後にはYS-11の開発に関わって行く事は史実であるが、そこにポイントを置いてはいない。
男が生涯を掛けて取り組む仕事と恋愛の関係論こそが物語の主軸である。
零戦は結果の話であり本作においてはほとんど関係無い。

純愛って良いものだ。
人を愛すると言う事は、その人を尊重し大切にする気持であり、愛し合うと言う事は、お互いがこの気持ちを持って接する事だ。
成さねばならない仕事と愛情を秤に架ける事無く、どちらにも精一杯の努力と愛情を注ぐ二郎と、その気持ちをしっかりと受け止めて、
菜穂子も二郎の仕事に理解を示しながら、愛情を持って応えるお互いの理解が美しいと思った。
損得ではなく気持ちが優先するからこそ相愛なのだと感じた。

一つの事を成し遂げる努力は尊い。
幼少から抱いた夢をかなえる努力は、その事だけに没頭し回りの事に目を向けない事も多いので、傍から見れば変人と映るかもしれない。
それを良しとする許容が昔の日本には沢山あったはず。
今の世では、回りとのコミュニケーション力が大事と言われるが、それに振り回され大切な事を見失っているように思う。
一途な努力より、会話力やプレゼンテーション力がその人の能力を計る指標になっている事は間違っていると思う。
堀越二郎氏は努力型の天才であったと思われる。
アインシュタインの言葉に、
・天才とは、努力する凡才のことである。
・私には特別の才能はない。ただ私は、情熱的に好奇心が旺盛なだけだ。
とある。
二郎がある日、昼食の鯖の骨を見て翼断面形状の数値と比較するなど、好奇心を発揮させるシーンがあるが、まさにこの事を示したかったと思われる。
この努力を厭わない姿勢は、そのまま愛情にも向けられる。だからこそ仕事と恋愛が両立し、回りの仲間の理解も得られるのだ。
興味を持って取り組む事はたやすいが、それを努力し続ける事は難しい。

声優としての庵野秀明
セリフの棒読みで異質だ。との批評が多くあったが、宮崎アニメでこの手の起用は幾つもあり驚きに値しない。最初は少し違和感があったがすぐに馴染んだ。
庵野監督は学生時代にDAICON FILMで活躍し、ガイナックス立ち上げに関与し「オネアミスの翼」製作に関わった。(オネアミスの翼は好きなアニメーションの一つ)
監督としては、エバゲリが世界的に有名だが、個人的にはエバゲリの基礎を作ったナディアの方を評価する。
こういった彼の背景を知っている為か、朴訥とした表情を押えた(ほぼ無表情)な演技の裏に、日本人らしい秘めた熱い思いという物を感じられた。

里美菜穂子
絶滅種。日本にはすでに生息していない女子だが、当時には若干生息していたかもしれない。
登場する女性の言葉遣いには気を使ったと思われる。
○○して差し上げる。など、今の若い女性から絶対に聞く事が出来ない言葉遣いが多々あり、美しい日本語を再認識した次第。
宮崎アニメでこんなにキスシーンを描いた作品は無かったので意外だった。

効果音を人の声で演じる
地震のシーンとは相性が良かったが、エンジンの音は違和感がある。
空想シーンに留めておくべきだったと思う。
実際の飛行機のエンジン音は、堀越二郎に敬意を評してリアルを追求すべきだったと思う。

喫煙シーンについて
禁煙団体がごちゃごちゃ言っているようですが、当時はそれが当たり前だった訳で、歴史を変えてはいけないと思う。
映画の中でそれを描くべきかどうかは別の問題。
特に肺炎を患っている菜穂子の寝ている横で煙草を吸うシーンの是非が問われているが、吸う吸わないは問題ではない。
菜穂子の手を握りながら仕事を進める二郎。
仕事を進める上で煙草が吸いたいが菜穂子を気遣う、そして少しでも一緒に居たい菜穂子。
二人の思いやりが生んだシーンだと思う。
煙草は肺炎に悪いので不適切な表現だと論じる方がどうかしている。


総評:まあまあ好きかな。
カプローニさんとの対話というか妄想は省いてでも、二郎と菜穂子のエピソードをもっと描けば良かったと感じた。
随所にこれまでの作品を思わせる表現があり、宮崎駿の最後の作品であるという意気込みを感じた。
しかし、宮崎アニメはもういいかな。
日本アニメーションを世界的コンテンツに引き上げ世に知らしめた功績は非常に大きいが、その役割は終えたと感じている。お疲れ様でした。復活しない事を祈ります。  
Posted by imd at 20:30Comments(0)

2015年03月28日

0328:FURY ★★☆☆☆

03/28 天気/晴れ 気温/少し暖かくなったな
fury
FURY
いや〜映画館で見なくて良かった。DVDで十分、いや、レンタルビデオの高い新作で見るのも、もったいないぐらい。旧作の¥100になってからで十分でしょう。

戦争映画として納得できない所。
お祭りか?っていうほど、全編にわたり派手に曳光弾で撃ち合います。
昼夜関係なく、待ち伏せでも、どこでも曳光弾。レーザー光線戦闘みたいです。
行儀よく、米軍は赤、独軍は緑となっています。
平地の塹壕戦なのに、派手に曳光弾撃ちまくるので、どこから撃っているのか一目瞭然。
この映画、戦争ものとしてかなりおかしい。

派手な曳光弾戦を筆頭に、目玉のタイガー1型戦車と戦うシーンですが、
米国好みの、正面からの殴り合いのような戦闘になっています。
当時はタイガー1台に対してシャーマン4台で対抗してようやく仕留める事ができるかどうか?らしかったので、先手を取られ不利な状況で、ガチンコの殴り合いみたいな戦車戦は興ざめだった。
もう少しひねりがあれば、納得して見られたのだが。

この映画の最大の見所、タイガー1VSシャーマンなので、2台が画面に収まるシーンを考えるとこうなるのかな?

キャタピラの切れた戦車を砲台にして、たった1台で守備戦を展開するという話は、ソ連軍での実話のようです。
日曜映画劇場で放映された時に見るぐらいでちょうど良いでしょう。
本当に動いている、本物のタイガー儀燭鮓たいというのでしたどうぞ。
  
Posted by imd at 23:30Comments(0)

2014年11月30日

1130:Interstellar 頭にきたので長文!

11/30 天気/晴れ 気温/秋の深まりを感じる
Interstellar-Main

本格ハードSF物として評判の高い インターステラー を見に行ってきました。
人類初の銀河系外宇宙旅行を3時間の長丁場で楽しめると思っていたら屋根裏部屋だった件について。

評価:
SF的要素=★★☆☆☆
家族愛要素=★★★☆☆

(前半のあらすじ)
人口爆発と気象変動と植物疫病で深刻な食糧不足を招いている近未来のアメリカが舞台。
NASAでエンジニアとして働きながら飛行士としての経験もあるクーパーは、墜落事故を最後に田舎に戻って農業を営んでいる。
その後NASAは予算的な理由により解散しているらしい。
異常気象で砂嵐が頻発し、穀物は不作になり、隙間から家の中に入り込む砂は呼吸器官に影響を与え、子供たちは喘息を患っている。
原因不明の疫病で小麦がダメになり、大豆も危ない、残るはコーンしかないという穀物危機の状況。
クーパーには父親と、息子と娘がいる。
息子は農業を嫌い、父親の過去の経歴にも無関心。娘のマーフィーだけがエンジニアだった父親を尊敬している。
マーフィーの部屋は2階にあるのだが、その部屋には幽霊が出るという。
本棚から勝手に本が落ちてしまうというのだ。
それは幽霊ではなくてポルターガイストだよ。と兄は茶化すのだが、クーパーはマーフィーの言う事に耳を貸して、
幽霊は居ない。しかし、その現象を突き詰めて観察しろ。原因があるはずだ。とアドバイスする。
その結果、本棚から落ちた本の配列から、二進法によるメッセージではないか?と思い付く。
ある日、部屋の窓を開けたままにしていた為に、砂嵐で床が砂だらけに。
本棚の前には奇妙な筋が出来上がっていた。
それを解読すると一連の数字が表れ、それは座標を示していると気づく。
その座標を探していくとそこには、解散したはずのNASAが秘密裏に活動する施設があった。
そこで研究されていた事は、この地球の末期的な現象が引き起こす未来を予測し、人類の移住計画を進めていたのだった。
人類が移住できる惑星探しの旅に出る事になるクーパー。
私を残して行かないで。と泣くマーフィー。
クーパーは娘に「お前を愛している。必ず戻る。」と告げて宇宙に旅立つ。と、ここまでが前半です。

マーフィーの部屋での出来事がいきなり意味を持って話を推し進め出すあたりで、ミステリー的な雰囲気がしてきますが、
いきなりNASAの施設に入り込んでから雰囲気が一変。

ここからが後半。
(盛大にネタバレ有、愚痴も有)


NASAではこの地球の未来を研究していた。
このまま植物の減少が続けば、食糧難よりももっと深刻な、酸素不足に陥る。
人類は緩やかに窒息して全滅すると言う未来を予測していた。
この状況を脱するには、人類が他惑星に移住するか?それとも種の保存を優先して精子と卵子を惑星に送りこむか?
移住可能な惑星の発見とその準備に間に合うかどうか?時間との戦いになっている事が示される。

地球の未来と系外惑星探査の話をしている会議室の壁が開くとそこには、サターン式ロケットのメインエンジンノズルが!
まさに今ロケットを組み立てています!と言う様に、そこかしこで、溶接の火花が飛んでいます。
そんなバカな、、、、ハードSFじゃないのか?この映画は??

人類が生存可能な惑星を発見するには、まず適当な恒星を発見し、その周りを回る適切な距離にある惑星を発見しなければならない。
恒星は自ら光を発するが、惑星は光を発していない為発見が難しい。
過去にはグリーゼ581にe,b,c,d,という惑星の存在の可能性が取り立たされたが、現在はその存在が否定されている。
かのように、地球と類似する惑星を発見する事は非常に困難な訳です。
それらは太陽系外星系になる為、太陽系を出て探さなければならない。
太陽系が属する銀河系には、約2000億個の恒星が存在すると言われ、その周りに無数の惑星が存在している。
その中に地球型惑星が無い訳はないのだが、どこにあるのか存在を確かめる術がないのが現実。
実際にその星に降り立って実地調査など夢のまた夢。なにせ、何千光年と先にある訳ですから。

ところが、都合良く太陽系土星の近くにワームホールが出現し、その先が別の星系に通じている可能性がある為、
NASAは先んじて科学者12名を別々の惑星に送りこんでいたのだった!!
驚愕である。すでにワームホールを通過出来る技術が開発され、地球型惑星の存在も明らかになっていた!!
その話だけでも映画が1本撮れるレベル!!
居住可能な惑星であればシグナルを送ることになっており、3つの惑星から信号が届いている。
今回はその3つの惑星に赴き実地調査をする事が任務になるという。
いきなりNASAの施設を訪れたクーパーを不審者として捕まえたはずなのに、会議の終わりには探索メンバーになってました。
クーパーさん現役時代にどれだけ凄かったんだ?墜落事故が原因で辞めたってなっていたはずなのに。
他に人材居ないの?というかいきなり訓練も無しに宇宙船に乗りこんでますし。
昨日までコンバイン運転してたんだよ、、、

打ち上げシーンはサターン式ロケットの打ち上げその物です。
衛星軌道にはすでに惑星探査宇宙船が完成して待っています。それもすごい事です。
こっそり隠れるように活動しているNASAなのに、こんな宇宙船を建造する為に幾つのロケットで資材を宇宙に運んだんだろう?
その資金は莫大な額になるはずなのに。すでに国家間プロジェクトですよ。
現在の技術水準で行くと、静止軌道までの打ち上げ能力は、日本のH−僑造韮牽堯∧胴颯▲肇薀垢韮検ィ沓瑤任后
映画の中で描かれている惑星探査宇宙船は居住区も持つ宇宙ステーション並みの大きさです。
現在運用中のISSでさえ、スペースシャトルで39回も往復して、420tの資材を運んでいると言うのに。
※ISSは低軌道ステーションの為、スペースシャトルのペイロード27tという性能が活かされましたが、、、
資材を打ち上げるだけではなく、組立作業も考えると近くに滞在型宇宙ステーションがなきゃならないのですが、影も形もありません。
一体どうなってんの??

宇宙船建造の謎は置いといて、惑星探査チームはコールドスリープで土星まで行って、ワームホールに突入する計画。
ワームホールの解釈が新しかった。
普通は重力が落ち込む穴をイメージしますが、それは水平面での話。
この場合、重力が落ち込む方向を360度から眺める事が出来るので、穴なのに球体状になっている。
球体の中に落ちて行くと言うか、突入する訳です。
ワームの中を通過する時の映像は、ワープしている時のイメージと良く似ていました。
ここでは重力と時空が密接になっているた次元空間的なイメージで作られていました。
まぁそれはいいや。制作側の解釈と映像表現の問題だから。
僕のイメージとしては、引き延ばされた光が線状になって見えるのではないか?と予想しています。
ブラックホールと違い光速と等速の世界と言うイメージです。

で、無事にホールアウトするんですけど、出た場所がいったいどこなのか?
これを説明するシーンが無いんです。
太陽系からどの位離れた場所に居るのか?全く説明なし。
本当は絶望的に遠い所に居るはずなのに、その距離感が伝わらないので、太陽系を出ていると言う感覚が全くない。
まぁワープするってそういう事なんだよ。なのかもしれませんが。
逆にワームホールに突入する前に、漆黒の宇宙空間、無の空間に土星がぽっかりと浮かんでいて、
リングの下を音も無く進む宇宙船の姿の方が、随分遠くまで来たな〜という感じがします。
この辺は2001年宇宙の旅を彷彿とさせる映像です。

最初に降り立った惑星は、重力が強い為に時間の流れがゆっくりとなっていて、その惑星での1時間は、地球時間で7年に相当する。
母船から探査船が切り離され、大気圏に突入して浅い海の中に着陸。
信号の発信源を探しますが、すでに破壊された残骸しかありません。
遠くに山がそびえているのが見えますが、山じゃなかった、山の様な津波だった。
残骸の回収も出来ずに慌てて離陸する宇宙船。
慌てて母船に帰るが、母船では24年もの時間が経過していた。

時間を失った!と慌てて次の惑星へと向かうのですが、その惑星のすぐ横にはブラックホールが不気味に穴をあけている所に位置していて、
台地は氷で覆われ、大気はアンモニアが濃く人類の生存には適さない。
しかし、その惑星を移住可能としてシグナルを送った科学者は、自分が助かりたい一心で、嘘のシグナルを送ったのだった。
科学者は宇宙船の乗っ取りを行うが、そのせいで宇宙船は大破。
もはや帰還できない状況に。
その危機的な状況から、クーパーはブラックホールの重力を利用してフライバイで加速する方法を試みる。
宇宙空間で加速するには何かを捨て去るしかない。
この法則に従い、クーパーは重量物として切り離す着陸船に留まり、ブラックホールに落ちて行くのだった。

重力に押しつぶされていく着陸船。
船体が破壊される前にクーパーは船をすてて重力空間に身を躍らせていた。
重力に引きこまれるクーパーが見た光景は、、、
重力と時間軸が交錯した多次元世界に入り込んだクーパーは、無重力の空間で時間の狭間を漂っていた。
周りを時間の壁に遮られ、その壁は自分の過去を裏側から覗くような世界になっている。
過去の出来事を多次元的に見る事が出来るが関与出来ない。
有る隙間からのぞくと、そこはマーフィーの部屋だった。
声の限りに叫ぶクーパーだがその声は届かない。
なんとかメッセージを送ろうと時間の壁を叩くのだが、、、
そうすると、本棚から本が落ちた、、、
そう、マーフィーの部屋で起きていたポルターガイスト現象はクーパーだったのだ。
落とす本の配置で信号を送る事を思い付く、それに過去の自分が気づいてNASAへと向かう。
いや、だめだ。行くんじゃない。そのまま留まるんだ。
未来を変えろ!と叫ぶクーパーだが過去は変えられず。
娘に送った時計の秒針でモールスを送り、この重力世界の構造をメッセージとしてマーフィーに送る。
そのメッセージに気付いたマーフィーはついに謎とされていた重力の秘密を解き明かし、、、
クーパーは重力と時間の壁から解放され、ついには土星軌道上で運良く回収されたのだった。
時は80年程経過して居ており、重力の謎を解き明かした人類は宇宙に進出し、
宇宙コロニーを建設しそこに移住を始めていた。
土星軌道に浮かぶコロニーは開発の最前線の様だ。
そこで、80年ぶりに娘マーフィーと再開を果たすのであった。
パパを信じていたわ。って所で確かにホロリとしましたよ。はい。

が、タイムパラドックスになってないかい?これ。
未来の自分が過去の自分にメッセージを送り、それがもとでNASAに行く事になり、
ブラックホールに落ち込んで、過去の自分にメッセージを送って。

何処がSF的に考察をきちんとしたんだろうか?
ブラックホールとワームホールについてはその仮設を組み立てて星系外探査の可能性を問いた所は良かったのだが、
それ以外の基本的な所がダメすぎる。

親子の愛情についても、我が子を救う為に惑星探査に出かけるが、最後は自分が犠牲になって宇宙船を救う方を選んでいる。
自己犠牲のシーンではホロリとしましたよ。はい。
そうそう、ブラックホールでフライバイして脱出したアン・ハサウェイだが、奇跡的に地球と良く似た惑星に到着し無事に着陸して研究施設を築いていた。
その信号を追って、クーパーは新たな旅に出る。ってお〜い、それまで80年間人類は何してたんだよ!!

という良くわからんSF映画でした。  続きを読む
Posted by imd at 15:32Comments(2)

2014年07月12日

0712:ALL YOU NEED IS KILL

7/12 天気/晴れ 気温/かなり高かい=暑い
台風8号は関東に大きな影響を与えずに通過して行きました。
台風一過の夏の空です。
十月の期末試験も終わったので、二人で映画に行ってきました。
all you need is kill
ALL YOU NEED IS KILL です。
評価:★★★☆☆ という感じです。

原作が日本のライトノベルという事で話題です。
小説の方は読んでいませんが、コミックの方は読んでいます。
双方を比較すると、どちらも良く出来ていると感じました。

途中爆笑するシーンもあり、かなり楽しめます。
死ぬと振り出しに戻るというループ物なんですが、同じシーンを何度も見せながら、
退屈させないアイデアがしっかり入っていて脚本が上手です。

時間がループする説明がちょっと力技なので、じっくり考えると??なんですが、
この映画はそういう細かい事は、ちょっと脇においてみる方が吉です。

取り急ぎ記録まで。  
Posted by imd at 22:04Comments(0)

2014年03月01日

0301:Three cups of tea

3/1 天気/曇り 気温/まだまだ少し寒い、でも春は近い感じの気温です
three cups of tea
最近は週末によくBookOffに行き2〜3冊の本を買って帰る事が多い。
買うのは文庫本ではなく、ハードカバーの本が多いです。
気に入っている作家を流して買うか、背表紙の雰囲気で引き出して数頁読んでみて、文章の雰囲気が良ければ買って帰るという感じです。
大体小説が多いのですが、エッセイやルポルタージュ、ノンフィクションも好み。
ノンフィクションが好きと行っておきながらSFも大好きという節操の無さ。
買って来た本が面白ければ、週末に1冊を読み上げて残りは通勤途中に読む感じです。
今回読んで良かった本=Three cups of tea.
(一杯目はよそ者、二杯目はお客、三杯目は家族)
グレッグ・モーテンソン/ディヴィット・オリヴァー・レーリン 共著

グレッグ・モーテンソンはアメリカ モンタナ州生まれでアフリカのタンザニア育ち。
お父さんは宣教師で1958年に生まれて3ヶ月のモーテンソンを連れて家族でタンザニアに移住し宣教師活動を始めた。母親は教師をしておりインターナショナルスクールの設立に尽力した。
その後母親は3人の女の子を生み、モーテンソンは4人兄妹だった。
末っ子のクリスタは3歳の時に大きな病気を患い重い後遺症を残し、23歳でこの世を去ってしまう。
モーテンソンは11歳から本格的に登山を始め、キリマンジャロに登りすっかり登山の魅力にはまる。
14歳の時に家族と共にアメリカに戻り、そして本格的に登山に取り組む。
クリスタが無くなった時に、彼女が身に着けていたブレスレットをカラコルム山脈にある【K2】山頂に埋めようと思い立ち、K2登山チームに参加する。

物語は、このK2登頂のシーンから始まる。
モーテンソンはK2登山チームのエチエンヌが高度7600メートル付近で肺水腫にかかり命に関わる状況となった。同僚のスコットと協力して彼女をベースキャンプまで担いで運び下ろした。
もう一度山頂を目指そうと思ったが、すでに体力を使い果たしていた二人は登頂を断念して下山する事を選択し麓のアスコーレ村を目指す。そして、モーテンソンは道に迷ってしまう。
凍えるような夜を薄い毛布一枚で過ごし、そしてコルフェ村にたどり着き救われる。
K2の麓、パキスタンの山奥にある寒村のコルフェ村でモーテンソンが見たものは、教室も無く、教師も居ない中、凍えた地面に棒切れで文字を書いて勉強する子供たちの姿だった。
モーテンソンは救ってくれたお礼に、この村に学校を建てる事村長のハジ・アリと約束する。
アメリカに戻ったモーテンソンは看護師の資格を生かして仕事を始め、学校建設の資金を稼ぎ始める。
住んでいたアパートメントも引き払い、車で生活しながら貯金して行くのだが思う様に資金は貯まらない。580通もの資金援助を請う手紙を出し、資金作りに奔走する生活が始まる。

パキスタンでは$12,000あれば学校が一つ建つ。日本円で約120万円だ。
この費用で、パキスタンでは屋根があって机と椅子と黒板があるだけでだが、教室が4つある学校が出来る。
なかなか進まない資金調達だが、ある日、ジャン・ヘルニという資産家が現れ、ポンと小切手で$12,000を提供してくれた。
彼はその昔、同じ様にK2を目指した事があり、コルフェ村付近の事を良く知っていた。
モーテンソンの活動に理解を示したのだった。
こうやって良き理解者を得て、パキスタンでの学校建設の目処が付いた訳だが、苦労はこの先も続く。
麓で資材を調達してトラックでコルフェ村に向かうと、村に資材を入れるためにはまず、橋が必要だと。
学校の前に橋を作らなければならない。モーテンソンの苦労はまだまだ続くのであった。

こうやってパキスタンに学校を一つ作った。でも、もっと学校は必要だ。
資金を集めて次の学校を建てる、その噂を聞いて他から要望が来る。
紛争地帯を抜けて村長たちと話し合い、資材を調達して学校建設を進める。
協力者がパキスタンで、アメリカで様々な所で現れていく。
小さな恩返しとして小石が崖を転がり落ち始めたら、周りの小さな石にぶつかって、2つ、3つと転がり始めた。そして、その石はもっと多くの石と一緒に転がり始める。
次第転がる規模は大きくなり、大きな石も転がり始める。
1994年に始まったこの活動は、CAI(中央アジア協会)という慈善活動団体を設立し、180をこえる学校建設を行い、15,000人以上の学生が通っている。
活動はパキスタンを越え、アフガニスタンにも及んでいる。
この活動の最中、例の9.11事件が起こるが、テロを無くすには教育が必要であるという考えの元この活動は停止しなかった。タリバンに誘拐されたり、CIAやFBIに目を付けられたり、様々な経験をする。

この本ではモーテンソンの活動が綴られているのだが、感慨深いのは、
コルフェ村の村長の言葉で、モーテンソンが学校建設を急ぐあまり、村人をせき立てた。
それを見た村長のハジ・アリがモーテンソンを諭す。
「うまくいかせようとするならば、我々のやり方を尊重して欲しい。
初めての人とお茶を飲むとき、その人はよそ者だ、2杯目のお茶を飲む時にはお客になっている。
そして3杯目のお茶を飲む時には家族になっている。家族の為であれば我々はなんでもする。命でさえ惜しくはない。3杯目のお茶を飲みには時間が掛かる。急がない事だ。」
これがこの本のタイトルになっている。
さらに、ハジ・アリは「我々は無学だが愚かではない。」とも言う。

そうなんだよね、学歴ではない。
人間の徳と言うか尊厳は、学問ではないと思う。
以前、世界ウルルン滞在記というTV番組があった。
タレントが世界の国々でホームステイする話。
イタリアはナポリのピザ職人の家だったり、アフリカの奥地の原住民の村まで幅広い。
ジャングルの奥地の村で電気も無い村の村長が、日本から来たタレントに、家族の絆を言って聞かせたり、太平洋の小さな島のお父さんが「いつでも帰って来なさい。もう家族なのだから。」と言うシーンが多くあった。
環境はいろいろとあるが、人間の大切な所、原点は民族を越えて普遍なのだと思った。

この本には民族や宗教を越えてわかり合える事があるかかれている。
それは、教育であり、親が子を思う気持ちだ。
その目線で読めば、単なるモーテンソンの半生記ではない。
  続きを読む
Posted by imd at 12:00Comments(2)

2014年01月05日

0105:Zero Gravity

1/5 天気/晴れ時々曇り 気温/底冷えしています
Gravity
画像1
お正月映画として奥さんと【GRAVITY】(邦題:ゼログラビティ)を見に行って来た。
もちろんこの映画は3Dで見るのがお勧め。
で、字幕か吹き替えか迷ったが、キャストがジョージとサンドラの二人だけ、会話による演技が主となる為、字幕の方を選択。
3D映像で字幕が前面に浮いてくるのがちょっと煩わしいと感じたが、途中からは慣れました。

さて、ストーリーはシンプルで90分の無重力体験と宇宙からの脱出です。
スペースシャトルがハッブル望遠鏡のメンテナンスを行っている所から始まります。
船外活動が初めてのライアン博士(サンドラ・ブロック)、その周りをベテラン宇宙飛行士のマット(ジョージ・クルーニー)がスラスターパックを装着して遊泳しています。
ここは、宇宙から眺める地球の美しさと、3Dの効果が良く出ています。

ライアン博士が予定通りに修理が進まず苦労していると、横からマットが軽口を挟みます。
カントリーをBGMで流しながら気楽な雰囲気です。
と、地上の管理センター:ヒューストンから大至急作業を中止して船内に戻るように指示が出ます。
ロシアが自国の人工衛星を破壊廃棄した為に、その破片がこちらに向かっていると言う。
急いでシャトルに戻ろうとしますが、すでに宇宙ゴミ(デブリ)が弾丸のように襲来。
シャトルが被弾しライアン博士は宇宙空間に放り出されてしまいます。
デブリが衝突するシーンが凄まじいです。
破片がこちらに向かって飛んでくるのですが、思わず首をすくめること数回。

漆黒の闇の彼方へ遠ざかるライアン博士の姿をカメラが追います。
放り出された時の慣性でくるくると身体が回転している様子がだんだんと近づいてくる。
呼吸も荒く、誰か!と叫ぶ。
カメラはどんどんライアン博士に接近してそのまま宇宙服のヘルメットの中の視点に変わります。
回転し続ける身体を制御できない。
制御する為のスラスターを持っていないので、回転運動は減速する事無く継続している。
見ている方も酔うようなシーンです。
そこに、ライトを照らして自分の位置を示せ。とマットからの通信が。
見つけた。すぐに行く。
スラスターパックで接近してきたマットにようやく捕えてもらい回転を止める事ができて一安心。
これから引っ張るので少し離れるから。という言葉にライアン博士はパニック。
まさに海でおぼれている様な状況になります。手を離さないで!!!と。
ミッション訓練はしていても自由遊泳の経験が無いとこうなるんだろうなぁ。
無重力空間で溺れる感覚、、、、

シャトルに戻ると大穴が開いているひどい有様で、とても再突入出来ない損傷。
中に乗っていたクルーは全員死亡しているし。
すぐさま、わずかなスラスターパックだけで、100km先に見えるISS宇宙ステーションに移動する決断をするマット。

良く聞く話だが、宇宙空間では距離感が掴みづらいらしい。
真空なので何処までも物がはっきりと見え過ぎて、遠くにあるものがすぐ近くに感じるらしいです。
そんな空間を感じさせるシーンです。

映画の中でマットは100km先のISSに移ると言っている。
移動時間はおよそ10分だった。この情報を基にこのシーンの位置関係を考えてみた。
Gravity1
ざっくりと図解するとこうなる。
ハッブル望遠鏡の軌道高度が約560km 7.5km/s
ISSの軌道高度が370km 7.71km/s
高度差が190km、速度差0.21km/s(756km/h)です。

高度560kmでデブリの衝突事故が発生し、ライアン博士が運よく下方に投げ出されたと仮定。
マットが追いかけてきて無事にランデブー出来た時点で90km高度を下げていたとしよう。
(シャトルに一旦戻っているから、シャトルも一緒に90km高度が下がったとする)
ISSまでの高度差100km、ここから10分でISSに到達するには、時速600kmで降下しないと間にあわない。
一方、ISSは彼方から時速756kmで接近してくる訳ですから、まともにぶつかると木っ端微塵になっちゃいます。
映画の中では、相対速度差10〜20km/h位で描かれていましたが、そんなに生易しいもんではないようです。
つまり、ハッブルからISS、ISSから中国ISS(天空)に梯子して移動なんて不可能なんですよね。
そもそも、高度も周回軌道もそれぞれ異なるので、どう考えても不可能だ。

という細かい事は気にせずに美しい映像を楽しむ方が良いです。
その価値はあります。
そうそう、冒頭で地上のヒューストンと無線交信しているんですが、この通信の声を担当しているのが、あのエド・ハリスさんです。
エド・ハリスといえば!【アポロ13】で、ジーン・クランツを演じています。
もっと前にはライトスタッフでジョン・グレンを演じています。
どっちもはまってました。
アルフォンソ・キュアロン監督わかってらしゃいます。Good.  
Posted by imd at 18:00Comments(1)

2013年10月06日

1006:[Movie]OBLIVION

10/06 天気/晴れ 気温/少し肌寒い 秋の気配が濃厚になりました。半袖は着れない。
【映画】OBLIVION オブリビオン
Oblivion_Poster5
トム・クルーズ主演のSF映画。
宇宙戦争では逃げ回るだけの情けない親父を演じましたが、
さてこのSF映画ではどういう役を演じるのかな?
今回はDVDではなく、Google Play を通じてネット上でレンタルしました。
48時間レンタルで400円でした。
TSUTAYAで新作を借りると450円なので、割安感あります。
何と言っても、借りに行ったり返しに行ったりしなくて良いのが楽です。

iMac上で、Google Play サイトでレンタルします。
で、まぁ普通にみる事が出来るのですが、おまけでAndroid OS だと、スマフォでも視聴が可能です。
DSC03284
DSC03283
DSC03282
DSC03281
ちょっとわかりづらいかな?
iMacのモニターとXperia Zのモニターで同時に同じ画像を表示しています。
意外と画質も悪くなかったです。
リビングの大きな液晶TVでみると荒れると思いますが、iMac画面や、スマフォ画面なら全然OK!
500円出すと、HD画質で見る事が出来ます。

さて、感想ですが、
★★★☆☆:3.5です。
全体の美術デザインが良かった。
アクションSFではなく、どちらかと言えば、ラブストーリーで、
ちょっと考えさせられる伏線もなかなか良い。
地上1000m付近に作られた、地球の監視ハウス(空中邸宅)がかなりモダンなデザインで、
未来的な造形を見せているのですが、
見ようによっては70〜80年代のインテリアデザインを彷彿とさせます。
細部に渡って良く作り込んであります。グラステーブルに仕込まれたコントロールモニターの表示。
特に未来的なヘリコプターのデザインは秀逸です。
デザインが正確に機能していて、現実味がありました。
緊急脱出装置まで作り込んであります。
この未来ヘリ、1機欲しい!!


ストーリーですが、
以下ネタバレになります。

  続きを読む
Posted by imd at 16:51Comments(3)

2013年09月14日

0914:[Movie]WORLD WAR Z

9/14 天気/晴れ 気温/まだまだ暑い
world-war-z-1
お休みです。
この夏はいろいろと話題の映画が上映されました。
ジブリの風立ちぬがいろいろと話題です。
友人のkaa さんも絶賛。まずは、これを見に行こうと息子を誘ったのですが、
泣きの入る映画を親と一緒にいくのは嫌。
行くなら、スリリングな方が良い。という事で、残念ながら表題の映画になった。

プロローグで登場人物の成りを描くという面倒な作業は無し。
Zウィルスがパンデミックして、洪水のようなゾンビが一気に襲ってくる所からスタート。
ブラピと家族が逃げ回りますが、それは一般人と変わりがない。
唯一の違いは携帯に国連事務次官から、現場に戻って欲しい。
迎えに行くから。という電話が入る所。
こうやって、進行にあわせていろいろと説明される手法。

WORLD WAR Zの Z ってゾンビの Z でした。

突っ込みどころは沢山あります。
前半は雪崩を打つようなゾンビの集団が画面を埋め尽くすのですが、
さて、Zウィルス対策のワクチンを探して、イギリスに移動してからは、
低予算映画の画面になり、さらに脚本もライターが変わったのか?と言うほど
御都合主義になって、尻切れとんぼで終わります。

制作途中で何かあったのかしら?と心配になるほど。
感動も何もあったもんじゃありませんでした。

評価:★★★☆☆(3つ)  続きを読む
Posted by imd at 23:30Comments(4)

2013年03月31日

0331:The Thing 2011

3/31 天気/曇天 気温/寒い 花冷えかな?桜も今週で終わりだ

久しぶりにDVDを借りた。
The Thing 2011:遊星からの物体X ファーストコンタクト
the-thing-2011

マニアならすぐにお分かりになりますね。
1982年SFホラーの金字塔:The Thing(監督:ジョン・カーペンター)の前日譚です。
この82年版の衝撃はエイリアンを軽く凌駕しています。
エイリアンクリーチャーの新境地を築きました。
南極のアメリカ基地にノルウェー隊のヘリが一匹の犬を銃撃しながら追跡してくる、
冒頭のシーンにちゃんとつながります。(ファンにとっては嬉しいエンディング)
あまりにも衝撃的な映画だけに、この続編を撮ろうという動きはありませんでしたが、
ついに、どうしてノルウェー隊は全滅したのか?にスポットを当てた前日譚でリメイクされた訳です。

82年版を見ている人には、すべて予測できる話の内容なので、
どこまで筋を壊さずに新解釈で描けるか?という点が見どころです。
しかし、残念ながら82年版のプロットをなぞり、新しい時代のVFX技術が投入されたに留まった。
おぞましい姿のエイリアンも結構頑張って作られていました。
がやはり、82年版を最初に見た時の衝撃には程遠い。
真面目に、82年版は子供に絶対見せてはいけません!
R18どころか、R20指定でもおかしくない。間違いなくトラウマになります。

大人になったら、ちゃんと82年版を見てから2011年版を見ましょう。

<ネタバレと感想>  続きを読む
Posted by imd at 21:38Comments(0)

2013年02月23日

0223:おおかみこどもの雨と雪

0223 天気/晴れ 快晴 気温/まだまだ寒い

借りて見たのでレビュー
実はこの原作本は読んでます。
原作と言うより台本を読みやすくして出したような本だった。

全編を通して感じる社会性の欠如
率直な感想:★★★☆☆(星三つ)
ookami kodomo
おおかみおとこという存在を中心に語るので、社会のルールを無視して話を進められると、
あまりにも現実感が無く感動できない。

以下ネタバレと突っ込みどころ
主人公の花がおおかみおとこと大学で出会ってつきあうようになり、彼の正体を知る。
その上で結ばれて身ごもるのだが、ここから先がおとぎ話になっていく。
まず、自宅で二人きりで自然分娩で出産する。
出来ない事はない。現実に佐賀の県境の山奥に住む知人の奥さんは、
産院に行くタイミングを失い、旦那が不在の中、一人で出産するという偉業を成している。
花が自宅で出産する方法を選んだのは、生まれる子供がおおかみの姿をしていたら、
と言う事を心配しての事だ。それは彼が生まれた時の事を聞けば、
ちゃんと人間の姿をして生まれると言う事はわかったはずだ。
彼が時々おおかみの姿で狩りをして、妊娠中の花に滋養のつく物として、雉を採ってくる。
舞台は東京。
雉?千葉の山か、奥多摩ぐらいしかいないんじゃない?
というか、ちゃんと働いて給与を得ているのになぜ?狩猟本能のなせる技なのかな?
二人も出産するのだが、出生届を出している形跡が無い。
出生後の定期検診もまったく受けない。
もちろん、普通の人間の子供ではないからなんだろうが、
この辺の出生届の処理の悪さが最後までもやもやとして引きずる。
途中、監査員が育児状況の確認をさせろとやってくる所を見ると、
届け出しているというより、通報されたのでは?と思ってしまう。
その後小学校に入るので、戸籍はあるようだ。

彼が死んでから花は一切働いていない。
育児でそれどころではないからだが、生活費はどうしているの?
劇中では彼の貯金を切り崩して生活をしている事になっている。
そうそう、彼はある日、おおかみの姿で用水路で死んでいる所を発見され、
ゴミ回収車に積まれて去ってしまう。
彼は運送会社で働いていたので、失踪扱いになっているはず。
同居を始め住所を花のアパートに移していたはずだから、
急に会社に来なくなって会社の人からなんの連絡も無いとか変じゃない?
アルバイトだったのか?それでも、急に来なくなって連絡の一つもないとは。
運転免許を持っていたから、住所が無ければならないはずなんだが。

子供が成長して、時々おおかみの姿になってあばれるので、
大家からペットを飼っていると言われ、住みづらくなり山奥の過疎村に引越す。
廃墟の様な旧家を借りて住むようになるのだが、
とうてい一人では修復できないような荒れ具合。
少しずつ修理していく様を描いているが、女性の力でその修復は。
本格的な大工仕事が必要。花にそんな能力があるとは思えない。

これ以上書き連ねても意味無いので、以後省略。

しかし、花の生き様や、雪の思春期は見ていてほほえましい。
山奥に引っ越してからの背景美術はすばらしい物がある。
CGと手書きの中間という感じが、主人公たちとうまくマッチングしている。
遠近感の出し方などまるで写真のようだ。
雨の降り方、滝の様子、雪の林の描写、トンボの飛び方、
雨どいから漏れる雨水、特にこの辺りが素晴らしい。
ぜひ、見るべきだ。

物語の終わり方は唐突で、消化不良だ。
雨はおおかみとなって山に行ってしまう。
これまで、村の人にかわいがってもらっていた10歳の男の子が突然いなくなるわけだから、
それは大きな問題となるはずだが、ここも未処理。
いったいどうなった?とこっちが心配する。

おまけ
山奥に移り住んだ花が、家の前の荒れた畑を耕して苦労する場面がある。
夏のさなかに、麦藁帽子に、ピンクのサマーニット、ローライズのデニム。
しゃがんで草をむしるシーンがあるが、背中が見えてパンツもみえそう、
ニットは胸のラインが強調されて、農作業にまったくふさわしくない服装をしている。
いくら都会から移り住んだからといっても、それは無いだろう。と思った。
この感想を書くにあたって、ネットの情報を調べたら、細田監督のわざわざの指定だった。
花にもんぺを着せたくなかったらしい。
汗をかいて畑を耕し、豊穣を祈るにはエロスが必要なんだ!そうだ。
やっぱりよくわからん。
ということで、細田監督の好みで全編貫き通したアニメです。
宮崎駿を目指している訳ではない!=説明不足も味の内 らしいです。  
Posted by imd at 23:30Comments(2)

2012年06月30日

0630:さすらいエマノン 梶尾真治×鶴田謙二

6/30 天気/曇り 気温/ちょっと蒸しています。西から雨雲が迫っている。

本の整理をしていて、ふと鶴田謙二のその後の執筆活動状況が気になって、ネットで検索してみた。
エレキテ島は予想通り、本が出版されて以降、続話は書かれていないようだ。
予想に反して、なんと、エマノンの続刊が4月に出ている事を知った。
へぇ〜意外な所で仕事してたんだ。
とは言っても、「おもいでエマノン」2008年出版から4年も経過している。
床屋に行くついでに続刊となる「さすらいエマノン」を買って来た。
sasuraiemanon
新刊:さすらいエマノン 2012年4月
noname
旧刊:おもいでエマノン 2008年7月
今回はカラー頁が70ページもある豪華な装丁となっている。
相変わらず、鶴田謙二の描く世界観は独特な物を感じる。
昔は確かにそこらに会った景色で、見覚えがある。
しかし、今改めて見まわしてみるとそんな場所は、もうどこにも残っていない。
そんなノスタルジーを感じてしまう。
ちょうど、古い物が新しい物に置き換わって行き始める昭和30年代の感覚。

丁寧に書きこまれた絵、というか精緻なイラストが連なって漫画を形成している。
という表現の方が正確かな。
なぜなら、鶴田謙二の漫画には、擬音表現が一切ない。
絵とセリフだけ。
水音も、木々のざわめきも小鳥のさえずりも、絵から感じ取るだけだ。
土の中に埋めておいたものを探しているシーンで、
スコップの先が固い物に当たった時も表現も、「あっ」と思える表情一つ。
その中に、読み手がコツンという音を感じ取るだけだ。
鶴田謙二の漫画が小説のように読めるのは、
普通とは異なったこの表現によるものだろうと思う。

さて、30億年の地球の記憶を受け継ぐエマノンは、相変わらず彷徨っている。
いや、時間という流れの中を漂っているのかもしれない。
途切れない記憶。失われない記憶。
うれしい事も悲しい事も全て記憶し続ける運命は過酷だ。

彷徨うってなんだろう。

僕らは、若いころはつらい事を思い返し、前に進む糧とする。
しかし歳を取ると、嬉しかった事や楽しかった記憶ばかりがよみがえり、
つらかった事や悲しかった事は、記憶の奥底に仕舞われて、なかなか表に出てこなくなる。
そうやって、動かなくなった身体が欲する感情を補っているように思える。
人間の優れた能力の一つに数えられるのが、この忘れるという機能であると聞いた事がある。
そうしないと、精神が記憶に押しつぶされかねないらしい。
30億年の記憶の中で、わずか60年程度の記憶は、刹那な出来事でしかない。
だから、エマノンは何かをすることなく過ごす事が出来るのかもしれない。

彼女の彷徨いは、何かを求めて彷徨うのとは違っている。
あてもなく彷徨うというのは、実は難しいのではないかと思う。
何かを考えていると、彷徨えないのではないか?
考えない、あるがままを受け入れる精神でなければ、
ひたすらに彷徨う事は出来そうにない。

この刊では、なんと未来人とも思える人物が登場する、
さらに、双子の兄も登場してくる。
原作の一部分を拾い上げての漫画化のようです。
原作は1970年代の物。
今から原作を読むか?
いや、僕がこの手の小説を素直に読める時期は既に過ぎ去っている。
中学・高校で読んでおけば良かった。
そうすれば、その時の記憶がそのままよみがえるはずだが、
この歳になって原作を読むのは確認作業でしかない。
きっと感じ取るものがまったく異なるはずだ。

本は若いうちに沢山読めるだけ読んでおくべきだと改めて思った。  
Posted by imd at 15:33Comments(0)

2012年01月19日

0119:影法師 / 百田尚樹

1/19 天気/曇り 気温/息が白くなるほど寒い、明日から雪らしい
shadow

影法師 / 百田尚樹
百田尚樹本3冊目。
今度は江戸時代末期の侍の話。
下士の家に生まれた主人公:勘一と、中士の彦四郎の男の友情を描いた物語。

相変わらず百田尚樹氏の作品は、頁をめくる指が止まることなく読み進めてしまう。
人生を左右するような出来事に、思い悩むその様さえ、傍観者の様に淡々と表現するので、
なかなか深い所まで共感するゆとりを与えてくれない。
ほとんど時系列的に出来事が並べられるので、先の展開を急ぐとどうしても頁が進んでしまう。
気付くと大きな山場が終わっていたりする。
勘一が道場に通う金が工面できない為、寺の裏で一人木刀を一心に振るう。
それを見た和尚が、砂袋を巻いた重い木刀で素振りをする練習を指示する。
それを頑なに守って幾年も続ける訳だが、その練習が必殺剣を習得する為に必要な練習であったとなる。
しかし、その必殺剣を伝授する場面、勘一が始めて人を切る場面、
上覧試合での取り組み。
この他いくつか剣を抜いて戦う場面があるのだが、
いづれもあっさりとしてる。
命のやり取りをしているような迫力が全くない。
藤沢周平の殺陣場面の描写に比べ様もない。
なんだか切られても痛くないのだ。

最後に、彦四郎が勘一の為に人生をなげうって守ったという説明に至るわけだが、
余りの取ってつけたような話に首を傾げるしかない。
自己犠牲にも程があるだろう。
まして、彦四郎ほどの剣の腕があれば、上位討ちの場面でももっと違った展開があったはず。

どうも、この本は後半から展開をかなり急いでいて、
手っ取り早く結末を描いて終わらせた感が強い。
他の執筆に追われていたのだろうか?
彦四郎の扱いを違えれば名作になったはずがだ、惜しい作品だと思う。  
Posted by imd at 22:35Comments(0)

2012年01月17日

0117:下町ロケット / 池井戸 潤

1/17 天気/晴れ? 気温/寒い?
風邪引いた。

下町ロケット 著者:池井戸 潤
直木賞受賞
下町ロケット
日本の純国産H2Aロケット。数度の失敗を経て順調にその成果を築いている最中。
このロケットを製作しているのは、三菱重工。
しかし、ロケット先端のフェアリングや、ブースターいわゆるロケットエンジンを支えているコア技術に、日本の中小企業の職人的技術が大いに役立っているという事実。
日本のロケット開発は、第二次大戦後に航空開発技術をすべて失った所から始まり、有名な糸川英夫教授のペンシルロケットを基点とした苦難の道のりだ。
そもそもロケット技術は戦前にフォン・ブラウン博士が開発した技術が全ての祖となっている。ロンドンを攻撃したドイツのV-2ロケット(液体燃料ロケット)が一つの実績。
戦後はアメリカに亡命して、サターンVロケットエンジンを開発し、NASAのアポロ計画の推進に寄与した。大きな資本を背景に推し進めるアメリカと日本の開発の開きは途方もない物があるが、何事も一歩を踏み出さない限り始まらない。
日本の最初の実用ロケットはN1と呼ばれ、ロケットエンジンはアメリカから買って来て使った。故にエンジン技術は全く無い状況。しかし、数度の失敗においてエンジンが原因と考えられても、その調査さえも出来ない状況に限界を感じて、純国産ロケとエンジンの開発がスタートしたことは、ちょっと調べるとどこにでも書いてある事実。
こういう背景を理解した上でこの本を読むと、感動も又違います。
僕は宇宙開発の話が好きで、同時に前述したロケット開発の話も大好きで、その歴史を随分と読んでいる。特に日本のH型ロケットの開発話は有名。

さて、あらすじは置いておくとして、予備知識があれば、この話の結末はおのずと予測することが出来ます。しかし、それでも幾度も涙します。
なんだろうねぇ、やはり日本人なので浪花節に弱いのか?
努力する姿に弱いのか?

最初の100頁ぐらいは、中小企業経営、特許訴訟、従業員との軋轢が丹念に描かれます。話が動くのは中盤から。
一気に話が回り始めますが、やはり山あり谷ありの展開。
最後の結末は予測された通りの内容なんですが、やっぱり感動します。

こういうゆるぎない技術を一つ一つ積み重ねていく緻密さに、日本人すげ〜な〜と感動します。一つのことに精通すると言う強さ。

最近、素人大臣ばかりで、こういう日本の優れた技術をきちんと守れるのか?
非常に不安です。
日本の技術は何も、職人技ばかりではない、国際特許に値する技術も多い。
しかし、日本の政府の将来性を欠いた政治に、研究者が見切りをつけてどんどん、研究の場を外国に移している。
政治家達よ、お前達は税金を何に使っているのだ?
政党政治は古い。信念をもって事にあたれる議員は居ないものか?
と言うことを考えてしまった。
  続きを読む
Posted by imd at 22:25Comments(0)

2012年01月09日

0109:生きる / 黒澤 明

01/09 NHK/BS
「生きる」監督:黒澤明
生きる
久しぶりに観て泣きました。
最後に観たのは何時だったろうか?
30代だったかな。

胃癌を患い、余命短い事を悟る。
役所の課長と言う地位にしがみついて、
息を潜めるように、何事もなさずに過ごしてきた人生。
残された時間が少ないことに気付いた時に、
初めて自分の人生を振り返る。
これまでの人生を悔い、何かを残したいと痛切に思う。
そして、住民の度重なる公園設置の嘆願実現に取り組む。
完成した公園で行き降る夜、一人ブランコを揺らしながら、
とつとつと歌う。
という、良く知られた物語。

命の短さを知って初めて人生の尊さを知る。
Appleのスティーブ・ジョブスが、
「毎日を人生最後の日であるかのように生きていれば、
 いつか必ずひとかどの人物になれる。」と言った。
人は必ず死ぬ。
でもそれは遠い先だと誰もが思っている。
その日が突然現実のものとして目の前に現れた時、
はじめてやるべき事、やらなければならなかった事を思うのだろう。
そうなるな。という言葉なんだが、
行動に移すことは難しい。

そういう自分の弱さを感じたから泣いたのかな。

今年49歳になる。
社会人として残された時間は10年余り。
10年が長いか短いか?
生き様によって違うはずだ。
短いと思えるようにしたい。
---------------------------------
この作品を撮った時の黒澤明はなんと42歳。
この作品の後に「七人の侍」を撮っている。

主人公の志村喬は勘兵衛として登場する。
この生きるで見せた、老いた男とは全くイメージが異なる。
医師の助手でちらりと出演する木村功は勝四郎。
やくざの親分の宮口精二は、剣の達人:久蔵として。
その他、加東大介、左ト全らも出ている。
---------------------------------
時代劇のイメージが強い黒澤映画だが、
基本的にはヒューマンドラマが骨子だ。
この生きるはその中でも現代テーマとして素晴らしい。

42歳でこの目線を持っての映画作りか、、、
すごいな〜  
Posted by imd at 23:59Comments(0)

2011年12月10日

1210:百田尚樹 永遠の0 / プリズム

12/10 天気/晴れ 気温/放射冷却で朝から冷え込んでいる。遠く秩父の山峰は冠雪していた。

百田尚樹
百田尚樹著書を2冊まとめて読んだ。
彼のデビュー作でもっとも評価の高い
「永遠の0」
ストーリーや感想は巷にあふれているので、率直な読後の感想のみを残しておく。
泣ける泣けると煽ってある。
確かにいくつか涙ぐむ所があったが、
それ以上に読んでいる間ずっと付きまとう、
ライトノベル感に違和感を持たざる得なかった。
はっきり言うと、百田尚樹の文章は「軽い」のだ。
読みやすいとは違う。確かに読みやすいとも言えるが、
心に残る表現が少なく、説明文章をずっと読まされている感じがする。
登場人物の内面に入ることもなく、
情景が延々とつづられていると感じた。
語られている情景を脳内変換して、おのずから悲しい情景を生み出して泣くのだ。
特攻隊員の出撃シーンや遺書、遺族の証言などさまざまなメディアを通じて知っている。
そういう予備知識を持って入れいるほど泣ける。
主人公である25歳の孫の精神的な成長も、その姉の結婚にまつわるエピソードも、
取って付けた様な話に感じてしまう。
特攻隊として散った祖父:宮部久蔵。
1枚の写真も残っていないため、彼を知るかつての戦友や知人を訪ね、
インタビューを重ねる。
その上で構築されていく祖父の姿。
彼らがその当時交わした会話やエピソードで、内面が掘り下げられていく様は、
読み進める上で引き込まれる様な魅力がある。
同時に太平洋戦争の流れを説明していく。
当時おかれていた戦局をしっかり理解することで、
飛行隊の持つ使命や心構えを知る事ができる。
しかしながら、あまりにも淡々としすぎていると感じた。

登場人物の中に、新聞記者で藤木という男を登場させる。
彼に、特攻隊員はテロリストだったと言わせる。
愛国精神に洗脳され殉教的な行動としてテロ行為である特攻を行った。
これは9.11のテロ行為と構造的にまったく同じだ。と、
世の中広いのでこういう考え方をする人間が一人ぐらい居てもおかしくないが、
認められない考えだ。
さらにその考えを記者がしていると言う設定に寒気がした。
ありえなくないからだ、この日本と言うボケた国では。
しかし、その後きちんと論破してくれているので救われた。

太平洋戦争を振り返る中で、陸軍海軍双方の無能な戦いぶりをさらしていく。
真珠湾でなぜ3次攻撃をせずに戻ったのか?
ミッドウェー海戦での敗北の原因など、
様々な軍令部の怠慢と思い上がり、そしてだれも責任を取らない指揮官。
これら多くの矛盾と人災と思える悲劇を並べていく。
読むうちに、今第3部が放映されている「坂之上の雲」で描かれている、
日清戦争での乃木大将の無能さとかぶってくる。
そして、今の日本の無能な政治家とその政治・国政も想起される。
日本と言う国は、戦争から何も学んでいないのだ。

この本は、特攻で散った宮部久蔵を借りて、政府の無責任振りを暴いているのだと思われる。
確かに泣ける、それは特攻していく姿ではなく、特攻という攻撃を考えて実施に至らしめた無責任な指導者達を持つ我々の姿に泣ける。
くれぐれも、泣き所を間違えないように。

「プリズム」
多重人格者のもつ一つの性格に恋してしまう人妻の話。
アイデアは良いが、昼のメロドラマの脚本程度。

百田尚樹はラノベライターなのか?
  
Posted by imd at 14:56Comments(0)

2011年12月06日

1206:百田尚樹:幸福な生活

12/06 天気/晴れ 気温/晴れていて少し温かい、朝夕は冷え込むけど

本(ホン)の感想
百田尚樹:幸福な生活
幸福な生活

会社の先輩が貸してくださった本。
百田尚樹は初見だ。
この本はショートショートの短編集になっている。
コンセプトは最後の1行で衝撃的な結末を迎える構成になっている。
平和な家庭で何気ない日常が、最後の1行で、、、、
何篇か読み進むと、作者の姑息とも思えるシナリオが鼻についてくる。
なぜかな?プロットもストーリーも洗練されていて、
最後の落とし具合も申し分ないのだが。
但し、2〜3編読むと、およそ落ちの察しがつくようになる。
御丁寧に、ページをめくった次にたった1行で結末を見せる趣向。

読んでいる時から気になっていたが、
これは、星新一のショートショートだ。
ただストーリーテーマが日常的なものに置かれているので、
情景を思い浮かべやすくなっている。
だからこそ、意外な結末に驚くのだが、そこが不快に感じる。

星新一のショートショートを想起させ、
大人版グリム童話のようなダークな雰囲気を感じさせる。
必ず最後は人間の内面をえぐるような結末を見せるので、
全く持って楽しめない。
確かに最後は、「おおっ、こうなるのか。」と驚きを感じるが、
そのにごった水を飲まされたような感覚に、味わうような余韻は全く無い。

星新一のショートの中で最も好きな話は、「午後の恐竜」だ。
ある朝、世界中で幻のような風景が現れる。
それは太古の地球の風景の様に見える。
それは時間を経るにつれて、次第に変化していき、
ついには恐竜が歩き始める。
庭先をティラノザウルスや、プロントザウルスがのしのしと歩き回っている。
その恐竜達は家の中に入ってくるというか、通り抜けていく。
そう、幻のなのだ。
主人公は自宅の窓から息子と一緒に、この不思議な風景を眺めている。
夕方になると、幻の景色は次第に現代に近づいてきた。
子供が主人公に「ねぇ、この幻が今に追いついたらどうなるの?」と聞く。
「さぁ、どうなるんだろうねぇ〜」と主人公。
この穏やかな景色の描写をさえぎって、
ある軍事施設から核ミサイルが発射される所が描かれる。
それは、核戦争の幕開けとなるミサイルだった。
そう、この幻は地球が滅ぶ前に見ている、地球自身の走馬灯だったのだ。

この話も暗い結末を見せるのだが、
そこには夢があり、想像力を働かせる情景があり、
子供が読んでも得られる教訓がある。
故に普遍的な好評価を得られるのだと思う。

百田尚樹のショートは、恐がらせるだけのビックリハウスであって、
人に対する優しさや、愛情が感じられない。
この違いなのか?
最終話でこれまでの暗い結末を裏切って、
星新一のようにハッピーになれる結末を描いていれば、
高い評価をしたのだが、最後まで暗かった。
もう一ひねり欲しかった。  
Posted by imd at 00:51Comments(0)

2011年11月20日

1120:冒険エレキテ島 鶴田謙二

11/20 天気/晴れ後曇り一時雨 気温/温くて寒い

冒険エレキテ島
鶴田謙二の新作
今の世の中に冒険って何があるのだろう。
宇宙?
40年続いたスペースシャトルは、
宇宙開発の基礎を築くという役目を終えたとして終了した。
これからは火星らしい。
宇宙は限られた人だけの世界で、僕らには縁遠い。
未開発の深海もおいそれと行くことは叶わない。
だけど、環境によって冒険が決まるわけではない。

日本の南で、航空貨物で離島間を複葉機で飛ぶ女の子。
携帯電話もGPSも出てくるので現代の話だ。
しかし、貨物便を複葉機で飛ぶと言う所が漫画ならではで、
今の日本では許されないだろうな。
僕の知る限り複葉機は国内では展示飛行のみだと思う。
展示飛行っていわゆる曲技飛行で、確か以前ピッツが飛んでたな。
そう、日本の空は管理されつくされていて、勝手きままに飛べないのだ。
国土の狭い日本は、空も狭かった。
飛行機が増えて管理しないと危ないからだ。
管理された環境で冒険もないもんだ。

でも、この話では幽霊のようにさまよう島を探す事に熱中する女の子が主人公。
目撃情報をマッピングし、情報を整理して、推理して、
目指す空域(海域)に飛行機を飛ばす。
誰にも知られていない島を探すっていうのは、
探検ではないか?と思うのだが、
冒険は文字では「危険を冒す」と書くが、無鉄砲な事をする事だけが冒険ではない。
自分の能力と可能性を見極めた上で、その限りに挑戦することも冒険と言えるかもしれない。

20代にバイクで東京から九州までツーリングに出かけた時、
ルート計画と平均速度から算出した燃費で給油ポイントを設定。
フェリーの最終便に間に合わせるために危険な速度で走った事もあったが、
気持ちはわくわくしていた。
そういう事を思い出せてくれる話だ。

飛行機っていいな。

2巻が楽しみだが、、、
きっと出ないだろうな。
  続きを読む
Posted by imd at 23:49Comments(2)

2010年07月18日

0718:借りぐらしのアリエッティ

7/18 天気/晴 気温/猛暑!梅雨明けしました。

博多の祭り、山笠が終わると梅雨明けするのは例年の事ですが、
今年はくっきりとそれを実感できます。

さて、3連休ですが旅行の計画などないので、
いつもの週末と変わりありません。
土曜日にジブリのアニメーションが封切になったので、
十月を連れて見に行ってきました。
アリエッティ

素直な評価、というか感想を言うと、
小作品という感じです。
一本立てて見せるシナリオになっていなかった。
言い換えると、ストーリーがお粗末だった。
映像はいかにもジブリという感じで安心して見られるが、
悪くはないが、良くもないという作品。

登場人物の事情を説明するだけに終始しており、
見る側の感情移入を促すプロットもなく、
話の盛り上がりを見せた所で、そっけなく場面が切り替わる。
メッセージを伝えられない映画だった。
身長10cmの小人からみた人間世界を描いた映像はよく出来ていたが、
これまでに、トイ・ストーリーなどで、サイズギャップの設定は見てきており、
そのギミックに新しさはなかった。
また、人間に見られてはいけない。
このテーマもすでにトイ・ストーリーで語られており、
いみじくも同時期にシリーズ3作目が公開されており、名作との評判が高い。

では、ジブリは同じ環境の中で何を見せるのか?
実はジブリでもきちんと整理出来ていなかったのではないだろうか?
トイ・ストーリーでは出来なかった、人間との交流をもっと積極的に描けばよかったと思うのだが。
見られてはいけないが、見られてしまった。でも、人間との交流が出来た。
小人って滅び行く種族なんだよね。と言わせておきながら、その部分に話が寄っていかない。

新人監督は作画上がりということで、絵は丁寧だが、感動させる話へ持っていくだけの技量はまだ無かった。
次回作に期待。という所。

宮崎駿さんが、自分達も歳をとった。若手の育成を国任せでは出来ない。
だから自分達が自身でやっている。
ブルータスでは、一つの事は約50年で終焉を迎える、かの浮世絵も最盛期は50年ほどだった。
アニメも一つの時代を終わろうとしている。
自分達がやってきたアニメなるものはもうすぐ終わる。
次の時代を切り開く若手を今育成しないと次は開けない。
そいう意味での今回の未経験若手監督起用だったと話している。
そうか、一つの事は50年で一区切りが来るのか。
そうかもしれない。この世に永遠というものはないのだ。

<ネタバレ>
  続きを読む
Posted by imd at 22:58Comments(0)

2010年05月25日

0525:風の谷のナウシカ 1巻〜7巻(完)

5/25 十月に 宮崎駿著:シュナの旅 をずいぶん前に渡してある。
暇を見ては読み返しているようだ。
シュナ

先日、ジブリの本が読みたい。というので、ネットで探してみた。
まぁ色々と出版されているので、どの話が読みたいのか?と聞くと、
「アニメのフィルムコミックではなくて読み物がいい。」と言う。

読み物=物語なのか、、、

ジブリに限定すると、およそアニメ化されているので、
と言うことは「原作本」になるかな〜

んじゃぁさぁ、ナウシカは好きか?と聞くと。
「割と好き」というので、ナウシカの原作7巻を読んでみるか?
もっとも、コミックだが。
と言う事で、ヤフオクで落としてきた。
ナウシカ
7巻セットで@1,500でした。

これが今日届いていました。

久しぶりに読み返してみると、なかなか面白い。

十月はどういう感想をもつかな?  
Posted by imd at 20:50Comments(0)

2010年04月13日

0413:鶴田謙二/おもいでエマノン 他

4/13 Key Word は Olivetti です。

Olibettiのバレンタインのタイプライターは有名ですよね。
あの赤いコンパクトなデザインの奴です。
valentineこれですね。

英語が苦手にも関わらず、欲しい!と思わせた逸品。

で、タイプキー=キボード繋がりなのかは知りませんが、
OlibettiブランドのPCがあった事をご存知の方は少ないと思います。
そうですね、Windows3.1〜Win95の時代の事です。
イタリア製の癖に結構ハードなデザインをしています。
しかし、相当に当時はコンパクトだった。
更に言うと、そうとうマイナーなマシンで、広告は見たことが無かった。
olivetti-1olivetti-2
今はバッテリーと積層技術が進んで
相当薄くなっていますが、当時はこれでもかなり「軽い」イメージでした。
でもね、さすがイタリア製、高かった(-_-;)
しがないサラリーマンには手に負えない値段でしたね。
さらに、当時のWindowsマシンよりMacが魅力的で、結局PowerBookを買うのですけれど。
でも、ずっと心のどこかに引っかかっていた。

その超が付くほどマイナーなこのマシンが、ある漫画の片隅に描かれていた。
おお〜OlibettiのNotePCだよ。
この作者も相当好きもんだね〜と思っていました。

その作者=鶴田謙二さん
SFコミックの描き手で、どちらかと言うとイラストレーターが本職だと思う。
味のあるイラストが魅力的ですが、
SFの話の方はなんというかかなり軽いタッチの話で、
ふ〜〜んと言う程度で流していました。
でも、Spirit od wonderという初めて?のコミックは購入してました。
とうの昔に処分しちゃったけどね。

ふとしたことで、OlivettiのPCが描かれたコミックのタイトルがわかったので、
久しぶりに見てみたいな〜とおもって、ヤフオクを漁っておりました。
数百円で出ていたので、軽く落札。
forgetこれですね。
Forget-me-not.
イタリア在住の日本人の娘が、探偵稼業で様々な体験をする話。
そう、イタリア在住だからこそ、Olivetti PCだった訳です。
な〜るほど。と数年来の謎が解けました。
ストーリーはさして語るほどの事がないライトな内容。
いわゆるドタバタ物です。
他には〜と見回してみると、見たことの無い原作者有りのコミックがありました。
原作物をコミックにしたと言うのであれば、ちょっと興味を引きます。
原作者=梶尾慎二 知らないな〜というとSFファンの方からは怒られそうです。
好きな方には有名な方らしいのですが、国産SFには全く興味がないのでスルーしてました。

おもいでエマソン 梶尾慎二×鶴田謙二
nonameなかなか思わせぶりなイラスト
かいつまんでストーリーを話すと、、、、
いや、やめときましょう。
これから読む人がいるとすれば、伏せておいた方が良いですからね。

感想いうと、割と好きです。
科学的に考えるとおかしいと思いますが、
そういうのは横に置いておいて、
この瞬間、刹那な時間と言う点だけを見れば、
これは青春物語なんだな〜と思います。

人の記憶ってその人固有の物ですよね。
でも、今はある程度共有できるガジェットが色々とあります。
デジタルムービーとかそうだと思いますが、
その時に何を思ったのか?感じたのか?
これはやはりその時にしか生まれません。
昔の記録映像を見直しても、それは再確認であって、
その時の感情を再生はできないのです。
その感情を含めた「記憶」を引き継ぐというのは、、、、  
Posted by imd at 19:42Comments(0)

2009年01月25日

0125:CLOVERFILED

1/25 この日2本目の映画

評価:★☆☆☆☆

はっきり言うと評価の対象外:映像が「激しく酔う」

コンセプトとして、「目撃者」としての視点を、ホームビデオ映像で提供するというコンセプトはわかる。しかし、80分間それだけでやられるとたまらない。
内容がどうのこうの以前に、揺れまくる映像でノックダウンされました。
このコンセプトを活かした上で、もうちょっと何とかならなかったのかな?
最初の10分以降は全て早送り。重要な場面と思われる所では止めて流すという方法で何とか見え終えましたが、感想がどうの以前に気持ち悪くて吐きそうでした。

ラストシーンで映し出される怪物の大きさについて、それまで出てきていた怪物に比べると明らかに小さい。別の固体か?と憶測が飛ぶほど違和感があった。
この出来事に巻き込まれた一被災者の視点なので、俯瞰で語るべき所がないので、全ては謎。のまま終わった。これは続編があると思われます。
続編は是非、固定カメラで作って下さい。

公開されるまでに、さまざまなネットプロモーションが展開されましたが、ブレアウィッチ手法と同じと言えばそうですね。

怪物から振りまかれる幼体が、スターシップトルーパーズのバグズに似ている気がしたのは僕だけだろうか?  
Posted by imd at 23:59Comments(0)

0125:慰めの報酬

1/25 天気/雪〜小雨〜曇り 気温/昨日に引き続き冷え込んでいる
007-01
ダニエル・クレイグ主演「007」2作目
前作の「カジノロワイヤル」は低迷しつくしてどん底にあった007シリーズを一気にスリリングで、本格的なスパイ映画として復活させた名作となった。
この作品はジェームズ・ボンドがMI6で「00コード」を持つ前の駆け出しの状態から話が始まっていて、油が乗って女性とあらば口説く往年のボンドとはまったく性格の違う、任務に打ち込む冷徹な性格を持つボンドとして描かれている。
よって、不必要なベッドシーンはなく、全編を通して緊張感ある展開となっている。特に個人的に気に入った点は、これまでのボンド映画の一つの特徴ともいうべき「秘密兵器」が一切出てこない所だ。レーザー光線を発して鉄棒を溶断する時計、氷上を走り回り、光学迷彩を搭載するアストンマーチン、水陸両用のロータス等、そんな馬鹿な〜という装備は一切無し!武器は己の肉体と頭脳と情報力だ。世界のどこにいても確実な情報を得ることが出来る携帯端末(現在の通信技術力から言うとありえないのだが)が唯一の強力な武器といえる。
往年のボンドファンから言わせると、ダニエル・クレイグは顔のつぶれた役者だとアンチサイトまで出来るほどの不評だったが、この映画が公開されると同時に賞賛に変わった。彼が原作のイメージに一番近いとも言われているとか。

評価:★★★★☆

さて、ダニエル・クレイグ007の2作目「慰めの報酬」が1/24公開された。
昨日は雪模様なので見に行かず、今日出かけてきました。
007-02
ストーリーは前作からの続き。
カジノロワイヤルは、スメルシュの工作員である「ル・シッフル」が南米の反政府組織から資金を得て、ある航空会社の株操作を行い、不当な利益を得ようとした所をボンドが阻止する。元手となった資金を失ったシッフルは穴埋めをしなければ命が無い。そこでロワイヤルホテルのカジノで行われるバカラで一攫千金を狙う。そのバカラでシッフルを負かせて彼を破産させて身柄を拘束しようとするMI6とCIA。ボンドは見事勝利し、この勝負の資金はイギリス政府から出され、その資金を管理するために一緒に行動していたヴェスパーと一緒にイタリアに戻る。これまでの争いの中でスパイ家業に嫌気がさしたボンドはMI6を辞職してヴェスパーと一緒になることを決意する。ところが、ヴェスパーはある組織に脅されてシッフルから巻き上げた資金を持ち逃げする。それを追ってベニスで正体不明の組織と死闘を演じるがその中でヴェスパーを失ってしまう。彼女が残した手がかりから、背後に大きな組織が関与していることを知るボンド。資金を持ち去った「Mr.ホワイト」を突き止めて身柄を拘束する。ここまでが前作。

今度の話は、Mr.ホワイトの足を撃ち抜き、車のトランクに押し込めてMI6の尋問を受けさせるために隠れ家に急ぐボンドのアストンマーチンをカメラが捕らえる所から始まる。突然、2台の黒いアルファロメオ159が迫りきなり銃撃を加える。(悪役の車としてアルファほど似合う車は無いな、、)広々とした道ではなく、海岸線の片側1車線。しかも一般車が沢山走っていて逃げ場が無い状況。この中でカーチェイスが始まる。銃撃を受けながら何とか交わして逃げるアストンマーチン。他の車を強引に押しのけて走る。追い抜く隙間が無い中、前をトラックがのんびり走っているのを強引に対向車線に出て追い抜く。後ろから容赦ない銃撃。トラックと接触してドアも吹き飛びもうグチャグチャの状態のカーチェイス。このシーンはものすごくリアリティが高い。追いかけるアルファロメオがよけきれずにトラックと正面衝突!グシャっとつぶれるフロント。以前の007シリーズだとここで大爆発!だが、このシリーズではそんな「演出」は無い。からくもわき道へ逃げるボンド。アルファロメオは執拗に銃撃を行いながら後を追う。少し道幅も広がり他の車がいなくなったおかげでマシンガンを取り出す事が出来、併走した瞬間に一連射。縁石を吹き飛ばしながらアルファロメオは崖下に。ここでも爆発はなし。よしよし。ここまで始まって約4〜5分、最初からスピーディな展開。
ん〜これは期待できそうです。

で、評価:★★★☆☆
前作よりちょっと過激な演出が鼻に付いた。また、ストーリー展開が速すぎてついていけない。よってボンドの心情を読み取って感情移入する時間が無い。
あっという間に終わってしまったが、感想としては今一つ。
じっくりとカメラを据えてストーリーを楽しみたかった。
前作はダニエル・クレイグ初回作という事で、ストーリーは咬んで含めるように、非常に丁寧な運びだったが、今作はいきなり面倒な説明は省いて展開のスピード重視になっていた。鑑賞中には??な部分は、後で考えると「こういう事なのかな?」と理解できる感じ。説明不足と不自然な展開が目に付いて、素直に楽しめなかった。
  続きを読む
Posted by imd at 21:07Comments(0)

2009年01月17日

0117:United_93

united_93

1/17 映画鑑賞評価
UNITED_93

9.11.2001.アメリカで発生した同時多発テロ事件で、ハイジャックされた航空機4機の内、唯一目的を達する事無く墜落したとされる「ユナイテッド93便」を描いたドキュメンタリータッチの映画。上映は2006年の事だが、先日15日米ニューヨークで、乗員乗客155人を乗せて川に不時着した、USエアウェイズ の1549便の事故を見て、この映画を思い出し借りてきて見ました。
事実との差異は置いて、素直な感想を言うと、久しぶりに背筋が冷えた1本でした。
評価:★★★☆☆

本当は星4つでも良かったのですが、この「ユナイテッド93便」については、数多くの謎が残されていて、この映画で描かれた通りの内容ではなかったのではないか?と疑問が呈されています。ネットでもこの謎について論議されているので、この「謎」についていくつかをピックアップ。

1.墜落痕の謎
墜落したとされる、ペンシルバニア州のシャンクスヴィル近くの野原に残された墜落痕は、これまでの航空機事故で見る墜落痕とは明らかに違っていた。
機体はおよそ時速930キロ(580mph)で、地表に激突して巨大な火の玉となって爆発した。と推定されるが、その痕跡としてはあまりにも小さすぎるという事。

2.機体破片が墜落現場に全く無い。(微小な部品が穴の中に散らばっている程度)
激突の際の衝撃によって、機体のすべては9m下の地中に消滅し、機体は入れ子状につぶれて、人間も物体もいっさい見分けがつかないほどになったという。機体後部や翼など、まとまった残骸がいっさい存在しないという事実は、目撃者や遺族のみならず、専門家たちを当惑させている。
長さ46.5m(155ft)の機体と、重量各6トンの2機のエンジンが、完全に地中にのめり込んで、すべて消滅してしまうことなどあり得るのだろうか?
※エンジン1機は1.6km離れた所で発見されたが、重さが1t以上ある物が、激突の衝撃で1.6kmも飛ばされるものだろうか?
また、機体破片とされるものは13kmの広範囲に散らばっている状況。通常の墜落では例が無い。

3.墜落現場から遺体が1体も発見できなかった。(血液の付着した残留物さえない)
しかし、報告によれば遺体回収は現場周囲から全体の搭乗者の8%が回収されたがその60%は身元不明である。

4.フライトレコーダーは墜落現場から8kmも離れた所に落下している。(墜落現場から8kmも離れた所に落下した経緯が不明)
さらに、記録が途切れていた時間は10:03であり、この時間が墜落時間とされているが、付近の地震計が衝撃を記録している時間は、10:06であり、3分の誤差が生じている。
この3分の誤差が何を示すかと言うと、フライトレコーダーは確かに10:03に機体の外に放り出され電源が途絶えた事で記録を終了した。その後に機体が墜落し地表へ激突したのではないかという憶測が成り立つ。ここで問題なのは、なぜ10:03にフライトレコーダーは機体の外に放り出されたのか?である。これは「爆発」が生じたのではないか?と予測される。
この爆発がテロリストの持ち込んだ爆弾による物とは考えられない。なぜならフライトレコーダーは尾翼基部に取り付けられているので、相当な破壊力のある爆弾によって、一瞬で機体を破壊したと想定しなければならない。しかし、そうなるとまず機内への持ち込みは不可能である。つまり機体後部で何かより「爆発」が生じたと考えるのが自然である。

5.ユナイテッド93便の墜落を目撃した地域住民12名全員が、93便の付近を白いジェット機が飛行していたと証言。
(米軍はこの空域に戦闘機は1機も居なかったと報告)
※この事は映画の最後に、93便に一番近い戦闘機は160km離れた位置にいたとわざわざ説明をしている。

6.航空機の乗客から「携帯電話」で最後の通話を行った。という遺族証言があるか、当時の飛行高度9800m(約3万ft)からの携帯電話での通話はまず不可能であるという実験結果も示されていて、乗客からのこの通話は一体どこからの電話だったのか?と疑問がある。

これらの事実をつなぎ合わせると、ユナイテッド93便は「墜落」ではなく「撃墜」されたのではないか?
という疑問が起こってくる。

ユナイテッド93便はニューヨークを出て西に飛行していたが、ハイジャックされた後に南東に進路を変更してワシントンに向かう経路に転進している。
すでに首都の警戒態勢に入っていた空軍戦闘機によるミサイル攻撃で撃墜されたと推測すると全ての事象に合致する事になる。
熱源探知ミサイルがエンジンを直撃(主エンジンは翼下に2基、尾翼下にAPUという小型エンジンが1基あるので、双方に命中したのではないか?)。
これによって、主エンジンは粉々に、APUはフライトレコーダー設置場所に近いので、この爆発により機外に放り出され、機体は3分後に地表に落下した???

つまり、米国政府がワシントンホワイトハウスへの直接攻撃を排除する為に旅客機を撃墜したのではないか?とささやかれている。
この10:03の時点では、すでにWTCに2機の航空機が激突して、ペンタゴンの南壁面に激突しており、軍はこの情報を持っていた時間である。
※ペンタゴンへの航空機の激突も非常に不可解な点が多くあり、全てが解決していない。
※映画では戦闘機による攻撃を否定するかのように、副大統領は民間航空機への攻撃を許可したが、軍は誤爆の可能性を考えて戦闘機パイロットには伝えなかったとわざわざ記している。
※携帯電話による通話の謎は、また別の可能性を示唆している。
(実はユナイテッド93便は当初の目的地である空港に着陸しており、乗客はすべて生存していたが行方不明となったとする説もある)

9.11事件は全ての事象に謎が多いが、ユナイテッド93便も非常に謎が多い1件である。

という事実を知った上で、この映画を見ると、米国のプロパガンダ映画という気がする。
乗客がテロリストに対して立ち向かう時に発した「Let's Roll!」という言葉は、イラク戦争時の掛け声となったあたりもいかにもって感じがする。
  
Posted by imd at 21:35Comments(0)

2009年01月03日

0103:コナン

1/3 天気/晴れ時々曇り 気温/冷えてます

年末年始に備えて、久しぶりにDVDをレンタルしました。
これまで通っていたDVDレンタルショップが統合により閉鎖されて、
統合されたショップは大型家電店の1Fにあるので、
車を止めるのが非常に面倒になり全く脚が途絶えていました。

十月が何か借りてこよう。と言うので、
しぶしぶ出かけていきました。
自転車で出かけて、向かいの公団の中を突っ切ると、
ほんの3分の距離でびっくり。
以前の店より近くなってました。

十月は早速アニメコーナーに突進して、
「コナンが見たい〜」というので、着いて行くと
「名探偵」ではなく「未来少年」の方のコナンでした。
そういえば、図書館で借りてきて小説版を読んでましたっけ。

よしよし、これは一度は見ておかなきゃならんよな。
と言う事で、7巻:全26話まとめて「大人借り???」しました。
Conan

久しぶり(ん十年ぶり)に見ました。
大人が見ても十分に鑑賞に堪えます。コレ。

宮崎駿さんの初監督作品と言う事で、
彼自身のその後の作品に大きな影響を与えたようです。
子供の成長を主軸に取った物語の構成や、
ルパン&次元の走りや、他のアクションは、
このコナンが原点だと確認できました。

26話にしては様々なエピソードが詰め込んであるので、
毎話山場があり、見ていて飽きさせません。
コナンの超人的な身体能力はまさに「未来少年」です(^o^)
男が全力で女性を守る姿は、美しいものですね。
しかし、ちょっとラナは苛められ過ぎでかわいそう。  
Posted by imd at 23:27Comments(0)

2008年09月28日

0928:キプール〜勝者なき戦場〜

2a4fd87b.jpg
9/28 ビデオ屋でなぜか目に留まった1作

原題:KIPPUR
監督・脚本・製作総指揮:アモス・ギタイ
公開:2000年

1973年の第四次中東戦争での監督の体験を基に制作された映画。贖罪の日(ヨム・キプールの日)に戦争がはじまった為にヨム・キプール戦争と呼ばれている。
僕には第四次中東戦争=イスラエルとシリアが死闘を演じたゴラン高原の戦いの方がわかりやすい。
戦争が始まった10月6日は、ユダヤ教徒が神に祈りをささげながら罪を清める「贖罪(しょくざい)の日(ヨム・キプール)」に当たり、官公庁や学校、交通機関などすべての活動が止まる。信徒にとっては神聖なこの日に、シリアがゴラン高原、エジプトがシナイ半島へと、南北から奇襲攻撃を仕掛けた。この時イスラエルの軍や情報機関が、シリア、エジプト両国軍の展開を演習と見なし、戦争準備とは考えなかったことから、緒戦で大打撃を受けた。よって開戦当初のイスラエル軍は混乱をきたしており、統率が取れないまま戦闘に入っている。
その混乱振りが冒頭で描かれている。

粗筋は、主人公のワインローブは友人のルッソをつれて、基地へ向かうも、既に戦争が始まった中、部隊は既に出発した後だった。路頭に迷った彼らは偶然であった軍医と共に負傷兵を救出する職務にあたる。ヘリによる前線の負傷兵の救出を毎日行う中、その救護ヘリもシリアのミサイルを被弾して墜落してしまう。
ギタイ監督の実体験を元に作られたフィクションであるが、ドキュメンタリーと思える仕上がりとなっている。

ワンカメによる長回しが基本なので、ハリウッドの細かいカメラワークに慣れていると間の長さについていけないかもしれない。
しかし、当事者の目線で物事を語る上で非常に効果的だと思える。
説明臭いストーリーは無く、ただそこで起こっている事を無表情に映すだけの映画。
ジャンルで言えば「戦争映画」なのだが、ただの一発の銃弾も発射しない戦争映画だ。背景で戦車が動いているか、爆発するシーンが登場するだけで「敵」というものが具体的に表現される事はない。でも、毎日繰り返される負傷兵の惨状を見るだけで激しい戦いが行われている事は十分に伝わる。

DVDタイトルにフルメタルジャケットを超えた。と無責任なコピーが踊っていますが、はっきり言って、このコピーにはむかついた。

え〜素直な感想を言うと、戦闘シーンを期待すると大外れです。
ではヒューマンドラマがあるのか?ありません。
戦争という出来事に否応無く翻弄されて傷つく状況が映されているだけです。
万人にお勧めできる映画ではありません。

こういう手法の戦争映画に「84チャーリーモピック」という、ベトナム戦争映画があります。新兵教育の為に米国陸軍が実際の戦闘シーンを記録した映画を作ろうとして、カメラクルーを前線に送り込むという設定。(だったはず)カメラを通して戦争を語るという正にドキュメンタリータッチに徹底した作りでした。
説明的な映像は一切無いので、前触れも無く戦闘が始まり銃声が響く、カメラが慌てて伏せる。写っているのは目の前の草だけ。
誰かが叫んでいる。
近くで爆発が起こる。
それに応射する音。
どこで誰が戦っているのか全くわからない。
突如訪れる静寂。戦闘が終わったらしい。
カメラが立ち上がると、さっきまで笑って話していた兵士が腹部を撃たれてうめいている。救護兵が必死に手当てをしている。
ラストシーンはさらに壮絶。
一瞬の内に友を失うとはこういう事、
戦争とは無慈悲だと思い知る事になります。

キプールがカンヌで賞を取る映画だとしたら、僕はこの「チャリーモピック」の方が特別賞を獲得するに値する、素晴らしい内容だと思えるけどね。
こちらならお勧めします。
非DVDです。VHSだけだと思います。
どこかで見つけたら是非一見されてください。
↑誰に言ってんだ(@_@;)  
Posted by imd at 23:25Comments(0)

2008年09月19日

0919:旅をする木 星野道夫:著

9/19 天気/台風13号が鹿児島南端を通過中で雲が多い 気温/湿った空気が満ちている。まさに梅雨の様子。

深夜1時過ぎに帰宅。
郵便ポストにクラフト紙の封筒が一つ。
それを小脇に抱え、照明が暗く落としてある3階のリビングに上がる。
鞄をソファに置いて、デスクにその封筒を置く。
中身はわかっているけど、楽しみは後回し。

財布、携帯、腕時計を所定の位置に、
着替えの為に2階の寝室へ。

travele 4
封筒の中身はこの本です。
これもキーコ♂さんに教えていただいた本。

この本のタイトルは、サラリーマンを辞めて農業を始めた元会社同僚が、
「新しい名刺だよ」とくれた物に書かれていた言葉と同じ。
その時は「旅をする木」って変な言葉だな〜と思ったぐらいで、
気に留めてなかった。
まして、星野道夫さんの事も知らなかった。

キーコ♂さんに教えてもらってから、元同僚の活動を記すサイトを見てみると、
はやりこの本の事について触れてあり、名前はこの本から頂いたと書かれていた。

すぐに探して発注した。
それが今夜届いていたのだ。

キーコ♂さんから得る情報は、なぜか、僕を衝動的に突き動かしてしまう。
先に紹介した「Traveler's Note」もそうだった。
なんだろう、琴線が似ているのかもしれない。
今は「ミニマムキャンプ」というコンセプトに感銘を受けて、
週末にはどこかに行きたくてしょうがない、、、
あれこれやって、自分なりのミニマムを見つけたくてうずうずしている状況。


深夜1時を回っているのに、ビールを片手にページを開いてみた。
丁寧な口調で、星野さんが見た、いや、見ているアラスカの情景が語られる。
なんだか、読む速度もゆっくりとしてしまう。
早く先が読みたいけど、先に読み進むのがもったいないような、、、




、、、はっ。いかんいかん。
このままでは徹夜して読んでしまいそうです。
明日は面倒な仕事が待っているので寝なくては。

この週末は、この本をもってどこかに行きたいな〜

キーコ♂さん、まだ全部読み終えていませんが、
これは良い本ですね、ありがとうございます。
最初に彼がアラスカに魅かれて渡った15年前の話の所で、
すっかり星野道夫という人が好きになりました。
彼の目を通して紹介されるアラスカと、その自然を早く見たい。
そんな気持ちにさせてくれます。  
Posted by imd at 02:31Comments(1)

2008年06月19日

0619:洋書も漫画化?

日頃なかなか本を読まない十月が買って欲しい本があると言ってきた。珍しい事もあるものだと、「どんな本を読みたいの?」と聞くと、マジックツリーハウスという本だと言う。

Magic Tree House(マジック ツリー ハウス)という、小学生に大人気。
アメリカ合衆国の児童文学作家、メアリー・ポープ・オズボーン(en)著、食野雅子訳による児童文学シリーズで、ジャンルとしてはファンタジーやヒストリカル・フィクション(史実を基にしたフィクション)にあたる。(from wikipedia)
小学校の図書館にはシリーズが所蔵されていて、借りてきては熱心に読んでいる。
いつでも読みたいので買って欲しいそうだ。

これが今読んでいる第2巻。
MTH01
パラパラと読んでみると、二人の主人公が家の近くにある不思議なツリーハウスにある本を広げると、その中に書かれた時代と場所にタイムワープして様々な冒険をして帰ってくるというシナリオのようだ。
確かに謎めいていて展開の先がワクワクする魅力を持っている。
挿絵も今風のアニメ調なのも手伝ってかさらさらと読み進めるようだ。
元は洋書で翻訳されて出版されているので、装丁も全く違っている。
原作はこうなっています。
MTH03
僕的には原作のイラストを使って、日本語に翻訳するだけに留めてオリジナルイメージを保って欲しかった。しかしこの軽いアニメ調の表紙が手伝ってか、国内では100万部を突破するベストセラーになっているらしい。
でもね、原作のイメージとは全く違ったキャラクターイメージになっていると思うし、
ここまでイメージ変更してよいのだろうか?と不思議に思ってしまいます。
著者のメアリーさんが来日した時に日本版をみて、ジャパンアニメのキャラクターのようだと評したとある。きっと気に入らなかったんだと思います。イラストの持つイメージ力って大きいですね。

でも、ストーリーがしっかりした優れた内容なので、日本の漫画作家の手に掛かればすばらしい物が出来そうな気がします。
ちょっと見てみたいと思う反面、漫画家が作った世界観が決定的な要因となるので、
原作のイメージにバイアスが掛かる事は間違いない。
やはり活字だけで、頭の創造力を駆使して自分のイメージを作って欲しいと思う。
これをきっかけに本の世界に魅力を感じてくれれば良いな。

原作イメージのまま出版していたら、果たして日本でここまでベストセラーになったか?
良い物は必ず理解されて売れたはず。という考えもあるが、ハードルを引き下げた事は事実。
商業的には成功したと思うが、翻訳して紹介した意義は薄れたのではないだろうか?

日本アニメ・イラストは優れた面も多く持っているが、原作のイメージを勝手に偏向して良いものだろうか?と疑問に思う。  
Posted by imd at 22:47Comments(0)

2008年06月15日

0615:Blood Diamond

Bloodブラッドダイヤモンド

伝えたい事が多すぎ。野菜入れすぎのポトフの如し。
★★☆☆☆


紛争地域で得られたダイヤモンドは、武器購入資源となってダイヤモンド業界に流通している。そのダイヤモンドの採掘現場とその搾取、密輸出、裏取引、市場管理。アフリカ民族紛争と少年兵問題をルポルタージュのように描いた内容。
ディカプリオが主演と言う事で、軽く見られがちの映画なのだが、なかなか重いテーマの映画だった。
監督のエドワード・ズウィックは非常にしっかりとした脚本の映画を撮る方で、僕は結構好きです。
デンゼル・ワシントンを主役に置いた映画が多い。
<監督作品歴:抜粋>
グローリー Glory (1989) :デンゼル・ワシントン主演、アメリカ南北戦争中の黒人部隊を史実に基づいて描いた話
戦火の勇気 Courage under Fire (1996) :デンゼル・ワシントン、メグ・ライアン主演の湾岸戦争映画。その悲劇を正確に描いた事で話題になった。
マーシャル・ロー The Siege (1998) :デンゼル・ワシントン、ブルース・ウィリス主演のニューヨークでのテロを描いた話。
9.11同時多発テロ以前に公開されており、そのテロ手段など内容の類似点が指摘されて話題になった作品。
ラストサムライ The Last Samurai (2003):説明不要でしょう。
ブラッド・ダイヤモンド Blood Diamond (2006) :今回の作品です。

真実とは見る方向と立場で異なった意味を持ち、それは価値観の違いにつながっている。
と言う事をこの監督は一貫して表現しているように思える。
  続きを読む
Posted by imd at 20:55Comments(0)

2008年05月28日

0528:I am Legend DVDレビュー

iamlegend5/28 映画レビュー
「I AM LEGEND」★☆☆☆☆

リチャード・マシスン著「吸血鬼」が原作。
邦題は「地球最後の男」
映画化はこれで3回目だそうです。

率直な感想を言うと、
「設定に凝ったゾンビ映画」

以下ネタバレ注意



  続きを読む
Posted by imd at 23:42Comments(2)

2008年01月09日

0109:バンザイラン 福野礼一郎

banzai1/9 なぜだか古い本をAmazaonで購入して読んだ。1989年だったと思うが、車雑誌でファッションに軸足を置いた「Tipo」が創刊された。ちょうど発売されたばかりのロードスターを購入しようと考えていた時期で、狂ったようにドロップヘッドの2シーターの情報を漁っていた。その中でこの雑誌に出会った。内容はまぁお気楽な車と楽しく付き合うには、、、、と言う情報から試乗インプレッションと今では普通な内容だった。その執筆陣の中に福野礼一郎がいた。
徳大寺さんがロマンを交えて車を語る様に、厭きていた頃だったので、理詰めで車を分析するスタイルは新しく、僕の中では信頼の置ける自動車評論家No,1となった。
その評論家である彼が、小説家として始めた書いたのがこの作品。

時代は70年の終わりから80年初頭。
スーパーカーブームが遠く過ぎ去り、高性能な車が身近になった頃の話で、国産で言えばRX-7やフェアレディ2/2のチューンドカーが幅を利かせていた頃だ。当然、外国勢のポルシェやフェラーリもごろごろしていた時代。その中フェラーリ365GT/BBとポルシェ911ターボ3.3Lが東名高速の上りで200km/hオーバーで行う公道レースをテーマに描いた話になっている。彼の経験してきたものが皮膚感覚をもって語られる。

東名高速を200km/hOverで走った事は無いが、GSX750_16incで用賀のインターから沼津まで真夜中の3時に走り抜けた事がある。自分の前後に車は全く走っていなくて、それこそ自由にスピードが出せた。大体巡航は130km/hペース。海老名を抜けて御殿場に入る頃には照明も少なくなり頼りないバイクのライトではHighビームにしても何も見えないに等しかった。その経験を思い出しながら読むとこの小説はさらにリアリティに富む。

登場人物は4人。
語り部となる自分と、沖縄出身のハーフのモデル:ウォーリー、下町で自動車整備工をしている暴走族上がりの先輩の横川、金持ちの息子でポルシェカレラ911 3.3Lを駆る小田島。ストーリーは至ってシンプル。東名高速で土曜日の深夜に繰り広げられるスーパーカー同士の高速バトル。その頂点に無敗の王者として君臨する小田島とポルシェ。彼を負かして王者にならんとする者達のエンジンチューンの試行錯誤。いわゆる走り屋達のそういった姿を映した使い古されたようなプロットだ。
青山の喫茶店にたむろする仲間が始めた公道での違法レースにウォーリーがフェラーリ365GT/BBを持ち込んでくる。古アパート6畳一間に住む彼にとって沖縄時代の悲しい記憶の中にポルシェは嫌悪する対象として存在していた。ポルシェにフェラーリで勝つ。唯これを成し遂げる為に、苦心して金を貯めてようやくBBを買う。そのフェラーリでポルシェに挑戦するも圧倒的な速度差を見せ付けられて完敗となる。
なぜだ!?ここからフェラーリ365GT/BBとの格闘が始まる。開通したばかりの常磐道でのテストラン、データを取りながらのキャブセッティングの繰り返し、次第に見えてくるこのフェラーリの素性。この辺りの病的な描写は福野礼一郎が理論派と言われる片鱗が見える。さらに200km/hを超える速度域では、100km/h程度で流しているとハンドルを切ると言う感覚の無いコーナーが、90度以上切り込まないと曲がれない。道路のうねりはサスを底突きさせる程の激しいギャップとして車体を襲う。東名高速を250km/hを超える速度で走ることは、箱根のワインディングを40km/hアベレージで走り抜けると同じ位のハンドルさばきが要求されるなど、超高速域での描写には息をのむ。そこには質量と速度による運動エネルギーの法則が支配する世界が広がっている。バイクで高速走行を行った事がある者なら、その感覚は良くわかると思う。

この連載小説は、Tipoでは未完で終わっていた。
それから15年以上経って、僕はようやく完結することが出来た。
読み始めてから2時間で読み終えてしまった。
小説と言うより、活字のレース漫画という感じです。
でも、読み終えた後には何も残らないという軽さがまた良いのかも。  
Posted by imd at 23:08Comments(0)

2007年10月03日

1003:岳 5巻

gaku510/3 秋だね〜
岳の5巻がでました。9月29日全国発売(嘘ばっかし〜)福岡では10月に入らないと書店店頭に並びませんでした。こういう所が地方は嫌だね〜。まぁ腐る物ではないので良いのですが。
1巻〜4巻通じて、山岳救助の話。
この5巻もそういうエピソードで満たされています。
しかし、この巻ではキミちゃんにスポットが当たった話があります。
山の経験の無い普通の女性が職場配属で、山岳救助の最前線に出ている訳ですが、彼女が遭遇する遭難現場は「死」が隣り合わせで、目の前で命を落とす遭難者を幾人も目にします。普通の人は日常を離れてリフレッシュに来る「山」は、彼女にとっては「現場」そのものなので、彼女はリフレッシュを街に求めます。
まぁそうかもしれないな。

他の話もなかなか良かった。

しかし、そろそろ変化が欲しい所。
1話〜2話完結のエピソードもよいが、三歩自身の話で1巻まるまる使うぐらいの話が読みたい所。人の命を扱う話なので、いくつも連ねるとなんだか軽くなっていくような気がして心配だ。
7巻〜8巻で終われるぐらいが良いのではないだろうか?  
Posted by imd at 00:23Comments(0)

2007年09月01日

0901:神々の山嶺 夢枕獏著

神々の山嶺上神々の山嶺下
9/1 神々の山嶺 上・下 夢枕獏著 出版は1997年。
久しぶりの登山本。僕は山には登らないのに、そういう真似事は好きだし、アウトドアも好き。しかし、フリークライミングや雪山登山。更には高所登山には全く縁がありません。その癖、登山本はよく読んでいました。第二次世界大戦中にアイガー北壁を舞台に繰り広げられた戦いや、登山行日記など幅広く読んでいます。その中に出てくる専門用語「セルフビレイ」とか、「トラバース」など調べながら読み進んだものです。ザイル1本に命をあずけ屹立する岸壁をジワリとよじ登る表現はいつも緊張する。特に雪山での命の限界に挑んだ登山には、率直に「なぜ、そこまでして登るのか?」と思う。ジョージ・マロリーが言った「そこに山があるから:Because it is there.」(本当は、そこにそれがあるから。という、突き放したような言葉だったのを、訳者が意訳したもの)という理由だけでは説明が付かない。山の魅力とは?
そういう「山」に憑かれたというか、魅せられた男達のエヴェレストにまつわる話。
深町誠というフリーのカメラマンを主人公に、いや語り部に、羽生丈二(モデルは登山家 森田勝:1937〜1980)とそのライバルである長谷常雄(モデルは登山家 長谷川恒男:1947〜91)の絡みを描いていく。エヴェレストが征服され、登山用品も格段の進歩を遂げて、無酸素登山・困難なルートからの登頂・単独登頂などのバリエーションを競う事になっている時代である。深町はフリーのカメラマンでありながら山屋(登山愛好家)で、エヴェレストにも挑戦するが敗退し、失意のままネパールに下る。そこで古いコダックのカメラを見つける。1920年代の蛇腹式のカメラ。それは、ジョージ・マロリーがエヴェレスト頂上を目指した時に持って行ったものと同じものだった。なぜこのカメラがネパールのこんな怪しい骨董屋にあるのか?もしもこれが本当にマロリーのカメラであるなら!長年の謎「マロリーがエヴェレスト最初の登頂者なのか?」が解決するかもしれない。しかしマロリーのカメラであるなら、エヴェレスト8100m以上の所に残されているはず。なぜ、ここにあるのか?このカメラに関わる事で、登山家の羽生と出会う。そして深町は羽生の山人生を掘り起こす事になる。それは壮絶な登山史であり、山の厳しさと羽生という登山家の生き様を描いていく。羽生はエヴェレスト遠征で自分の意図しない登山隊の方針に反発して山を降りてしまう。そのままネパールに留まり、エヴェレスト冬季単独無酸素南西壁登山という、不可能と言われる登山に挑戦する。その無謀とも思える様をカメラに収めようと深町も後を追うのである。
まさに夢枕獏本人が語るように、登山一本しかもど真ん中の直球という骨太な話になっている。著者本人も登山を行いエヴェレストに何度も行っているだけに、エヴェレストの氷壁を登るシーンの指先の凍える様が体験できるような描写。上下巻あわせて1700ページを、それこそ頂上目指して一気に登るように読みきってしまった。夢枕の作風であるSF的ヒーロー物をにおわせるエピソードが挟まれ興ざめする部分があり、非常にもったいない。このエピソードが無くても全く影響は無いはず。
さて、この本が出版されて2年後の1999年5月に、アメリカのマロリー&アーヴィン捜索隊により、標高8,160m付近でうつ伏せのままガレキに体の一部が埋まった状態でマロリーの遺体を発見。この時、マロリーが持っていたはずのカメラの所在に注目が集まったが、結局発見されなかった。よって、いまだにエヴェレスト初登頂がマロリーだったのかと言う謎は謎のまま残されている。この事によって文庫本版ではマロリーの下りで少々修正が施されたそうだ。
僕の感想から言えば、最高★5つの評価の中:★★★★
夢枕獏の文章が少し軽く、幼稚なヒーローエピソードを入れたしまった事。それとエピローグを是非入れるべきだった。なぜなら終わると同時に夢枕獏のどうだ、すごいだろう!という自画自賛の文章を読まされるからである。作者自身によって余韻を味わう時間も無く、急に冷まされてしまう。あとがきは謝意を述べるぐらいにしとけ!言いたい事は別のところで書けばよろしい。読者があとがきを読みながら良い所を反芻している時間は、そっとしておいて欲しいものである。夢枕獏はデリカシーに欠ける。
  
Posted by imd at 18:11Comments(4)

2007年08月10日

0810:輪行本Vpl.1 Vol.2/御拝 礼著

rinko1rinko28/10 Mobikyの情報を探っている時にたまたま出会った本です。御拝礼さんという方が執筆されています。実は内容については全くわからないのですが、イラストを交えてホールディングサイクル(折り畳み小径自転車)の楽しみ方やモデルの紹介がされている。と予測しております。この夏のコミケで販売されるとの事ですが、東京までこの為に出かける訳にはいかず、通信販売という無理な願いをして、ご快諾頂いた次第です。1冊¥500です。本の内容は到着後の楽しみとしておきます。
ちなみに、Mobikyはこういう紹介になっている様子。
これはあくまでもスケッチで着彩されていません。
※無断掲載の為トリミングmobiky_iiiustation_cut
どんな内容の本なのでしょうか?
輪行テクニック満載?折畳自転車図鑑?
イラストがしっかりしている所、特に自転車の描写に手抜きが無い。ここが購入のきっかけとなりました。  
Posted by imd at 07:55Comments(0)

2007年06月19日

0619:電脳コイル って知ってる?

denno1
6/19 NHKで放送されている「電脳コイル」というNHKエンタープライズ制作のアニメーション。5月から放送されているらしいのですが、見たのは6/15の夕方。なんでも1話から5話までの集中放送だったみたい。で、自転車練習から帰ってシャワーを浴びてTVを付けたらたまたま放送されていたという具合。
まず、ストーリーが全くわからないので、必然的に絵に目が行く。で、キャラクターは受け狙い(いわゆる萌え系)ではなく、意識して普通に描かれていて綺麗な仕上り。動きも滑らか。走ったり跳んだりの動きの描き方が非常に上手い。
舞台設定は日本の近未来らしい。しかし、電脳というかバーチャルフィールドが普通に生活の中に存在しているという、一種甲殻機動隊のような世界。しかし、その世界は日本の標準的な日常風景に溶け込んでいて意識させるような描かれ方をしていない。どうやら金沢辺りとの事。この世界の中で小学生達を主人公にストーリーが展開されていく。
まぁ、詳しい所はHPで確認していただくと良いので、素直に感想を。
モニターの代わりとなるバイザー(眼鏡)をかける事によって、日常風景の上にバーチャル空間を重ねて見る事ができる仕組み。
わかりやすいイメージがあった。↓
coil-2

だからどこでも情報画面は出てくるし、空中に浮いた状態で見る事ができる。たまげるのは、それらを掴んで移動させる事ができるんですよ(@_@;) いったいどうなんてんの??アニメの設定に深く考察しないけど。笑って済まそう。ストーリーはこのバーチャル世界にある事件が起こりつつあるみたいで、その事件に主人公達がからんでいくという感じ。キャラでは一部トトロSF版みたいなのが出てくるが、愛嬌で済ませましょう。
暑苦しいテーマが設定されているようには感じませんが、それにしても淡白なアニメとなっています。ふ〜んという感じで見てください。この感覚についてこれるかな?  
Posted by imd at 21:32Comments(0)

2005年11月26日

漫画家:こうの史代

kouno1kouno2こうの史代さん、同人から出てきた作家さんです。実は今までこの方の存在を知らなかった。会社の同僚が、「ちょっといい本があるよ。」と貸してくれたのが、初めての出会いでした。最初に読んだのが「夕凪の街」:最初に言っておくが、1冊800円、トータル103Pの本です。この本は後世に残る傑作です。今すぐ買いなさい!そしてじっくり時間をかけて読みなさい。そうして日本人として泣きなさい!これは「ヒロシマ」を舞台とした戦争の話です。傑作であるがゆえ、おいそれと感想めいたものを書くわけにはいかないので、さわりだけ紹介。広島がなぜ「ヒロシマ」というカタカナ表記かというと、そう、終戦から10年後の広島での話だからです。原爆投下から10年後の広島では、被爆した街はそれなりに復興し、人々の生活も平常に戻りつつある中、被爆した人の心の中には、表には出てこない深いところでの傷は癒えていない。そういう中での何気ない生活の断片を、二十三歳の皆実(みなみ)を通して語られる。あの戦争で、特に原爆によって一瞬にして家族を知人を失い、またその後、原爆症で大切な人を失っていく様を静かに普通の生活の中の情景として描いています。戦争の具体的な表現は一切行わずとも、これほどに戦争がもたらす悲劇を表現できるとは、、、会社でぱらぱらと読んだのですが、自宅で一人静かに読んでいたら間違いなく泣いたぞ。これは。

本の帯に手塚治虫文化省受賞・文化庁メディア芸術祭大賞受賞とある。あわせて「映画化決定!」ともある、二つの受賞は喜ばしい事だが、映画化はいけない。現在の邦画界の監督にこの話をまともに映像化できる監督は一人もいないはずだ。陳腐なお涙頂戴映画か、下手すると恋愛物崩れの連ドラレベルの物になってしまう。ここは日本が誇るアニメショーン技術の全てをつぎ込み、こうの史代さん独特のテイストを忠実に再現した方が良いと思う。そうでなければこのまま漫画として読まれる事を切に願う。なんでも映画にすれば良い訳はなく、作家の考えた展開やコマ割やカット、これは本でしか味わえない。ぜひ、一読されることをお勧めする。これは日本人らしい原爆への向かい方を正しく表現していると思う。映画化なんかより、これを英訳・仏訳・独訳して世界に向けて出版すべきですね。映画を作る資金があれば是非そうしてほしい。
こうの史代さんはトーンをまったく使わない画法で、全て手書き。この世界が気にいたので、合わせて「長い道」という本も購入したが、こちらはほのぼのとした夫婦の日常が描かれている。ほのぼのとは言っても、甲斐性無し男:荘介の所に、ある日突然、親同士の話で決まったからと、嫁さんが押しかけてくる。ここから始まる奇妙な夫婦生活。こんな都合の良い話は無いよ、、、ではなくて、この二人の底に流れる生活の機微を感じ取って欲しい。個人的には夕凪の街より、こちらの「長い道」の方が好み。

「長い道」の感想としては、こちらに僕の気持ちを代弁してくれている方がいらっしゃいましたので、ご紹介いたします。
http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/nagaimichi.html  
Posted by imd at 10:59Comments(0)

2004年09月07日

DARKWISPER

56aeb3c6.jpg最近探している物
「DARKWISPER 3巻」
これが無いんだな。どこにも。
もっとも発刊されていることを知ったのは、
すでに2〜3ヶ月経っての事。
店頭在庫はすでにはけた時期でしょう。
初版が手に入らなかったのは痛いが、
しょうがない。
それよりも、5年待った甲斐はあったのか?
が、重要です。

お話の方ですが、
全く興味がわかない方には、
全く関係の無い話なので、
興味あれば、続きは以下で、、、  続きを読む
Posted by imd at 23:35Comments(3)TrackBack(0)

2004年07月06日

コブラの眼 評価:○

3618e8a1.dat日曜日に図書館へふらりと出かけて借りてきました。
先日読んだ本がひどかったので、
今回は「ホット・ゾーン」でノンフィクションながら
緻密な構成で緩みのない内容を描ききった、
リチャード・プレストン著作のものを借りてきた。
ざっと4〜5時間で読了。
この本にまつわる尾ひれ話で、発刊された当時の
米国大統領クリントンが、この話の現実性を調査させた
という話がまことしやかにささやかれております。
そのぐらい、現実的な恐怖を想像させる内容です。

この先は、荒筋を交えますので、ネタばれありです。  続きを読む
Posted by imd at 17:39Comments(3)TrackBack(0)

2004年02月25日

墜落!の瞬間

ボイスレコーダーが語る真実
著者:マルコム・マクファーソン

怖かったね、これ。
事故機のボイスレコーダーを文章で紹介しているだけなんですけど、全て真実!ノンフィクション!ドキュメンタリー!なんですよ。もともと日航123便の事故調査に興味があって、航空機事故についての情報は色々と集めたり、読んだりしていましたが、、、。28例もの事例を一挙に目を通すと、事故に対する恐怖と同じくらい、操縦機能を失った飛行機を何とか立て直して復航させようとする、パイロット達の極限の努力に感動します。  続きを読む
Posted by imd at 03:24Comments(0)TrackBack(0)